2023.10.20
曲は色々弾くけれどもなかなか上手くならない。こんな悩みの人は多いです。上手くなる人とそうでない人の差はどこから生まれるのでしょうか?それは練習方法の差です。曲を覚えてすらすら弾けるようになるとつい練習もただ弾くだけになりがちです。上手くなるには音一つ一つの精度を上げて輝くような響きにもっていかなければなりません。つまり流し弾きをしても平凡な完成しかなりません。具体的には、1拍もしくは1小節単位で音をチェックしピッタリ拍に乗っているか。髪の毛1本分ずれても全体に規則的リズムにはならないし、リズムの狂いは例え髪の毛1本分でも曲の流れに大きく関わってくるので重要です。次に音色。音の大きさだけでなく硬い音なのか柔らかい音なのかふわっとした発音なのかキッパリした発音なのか種類は山のようにあります。どんな音色を出すかによって指を固めるのか指の腹を使うのか工夫も必要。これらの作業を最低2小節単位くらい作りたい表現になるまでやってみる。究極は音をよくよくよーく聴いて作っていく。テンポも遅くから速く変えてやってみる。テンポは意外に同じになってしまう傾向があるので注意です。弾けるようになると次練習どうしたらいいかとなってしまうし弾けるとつい気持ちいいから流し弾きになってしまうけどここをもう一歩踏み込んだ練習にするとレベルアップにつながります。