2019.09.18
先日、小学校のある会の中で、生徒さんが歌の伴奏をすることになり、聴きに行ってきました。隣り合わせた方にご挨拶をして、世間話をしておりましたが、ふと周りを見ると、腰かけているのは、ご年配の男性ばかりです。私はピアノを弾く生徒さんが見える位置、一番後ろに座っておりましたが、「座る席を間違えたのかな?」と心配になり、お隣の男性に、こちらに来た理由と、事の次第を説明して「お話の途中ですが、どうやら席を間違えてしまったようですので、後ろで立ちますね」とお伝えしたところ、「招待された方なのだから、ここに座っていてください」との事。なんと、お隣は副校長先生!それから話は弾み、昨年お伺いした「市音研」のことや、ピアノの話等々。ピアノの生徒さんの話をさせていただいたところ、先生は「こうして人前で演奏する、発表するなどの経験は、とても大切ですね。そうして経験したことは、また違った場で自信につながっていきますからね。とても良いことですね」とお話下さいました。決して上から目線ではなく、穏やかな語り口、優しい眼差しに、心が熱くなりました。
一人の子供の成長に、多くの大人たちが関わり、応援しています。微力ながら、音楽、ピアノを通して、その一人として関わることができることは、なんて幸せなことでしょう。言うまでもなく、努力の甲斐もあり、生徒さんは立派に弾けました。歌もとっても上手でした。私まで貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。