2025.07.01
先日のレッスン中のこと。
一生懸命楽譜を見ていた生徒さんが
ふと顔を上げて、
真剣な表情でこう言いました。
「せんせい、ここスターカット?」
ん?スターカット……☆?
一瞬ピンとこなかったのですが
指さしてくれた楽譜には
しっかりと“スタッカート”の印。
あぁ〜!なるほど!
響きがなんだかかっこよくて、
ちょっとスペシャルな感じすらするこの言い間違い
思わず笑ってしまいました
でも、本人はいたって真剣
一所懸命覚えたことを、
自分の言葉で伝えようとしてくれています
こういう可愛らしい言い間違い
小さなお子さんにはたくさんあります
「どれみふぁ」が「どれみは」だったり
「メトロノーム」が「メトノーム」だったり
楽しく音楽を学んでいるからこそ
こういった“間違い”も自然と出てくるんですよね
かわいいけど
この間違い 直しますね
「正しくは“スタッカート”っていうんだよ」
「スターみたいにピカッと光る音じゃなくて、 ピカって音を短く切る感じなんだよ〜」と
レッスンは、正しい知識を伝える場でもあり、
子どもたちの「発見」や「ひらめき」を受け止める場所でもあります
思い込みも、言い間違いも
そこから学んで
広がっていくものがたくさんあります