「頑張ったのにお教室で弾けない・・・」 解っているから大丈夫だよ
2025.06.27
私のお教室では、
導入期の生徒さんに
「ぴあのどりーむ」と「ピアノひけるよJr」の2冊を使っています
「ピアノひけるよJr」は
生徒と先生が連弾で楽しみながら進められるテキスト
1年生の女の子ちゃんが「アルプス一万尺」をレッスンで聴かせてくれました
ところが
私が伴奏をつけた途端
音が少し揺らぎはじめます
あれ?うちでは上手に弾けていたのに
——そんな戸惑いが、指先と表情ににじみ出ていました
伴奏につられてしまったんです
それは「相手の音を聴こう」としている証拠でもあります
「大丈夫だよ~!たくさん練習してきたから、一緒に弾くと難しく感じるんだよ」
しばらくすると音に揺らぎがなくなり
自信のある音が戻ってきて
自分の音をのびのびと奏でていました
音楽には、
旋律と伴奏
聴くことと表現すること
支え合いと自立
——さまざまな役割があります
彼女はそれを“体感”として味わったのでしょう
たくさん練習してきたからこそ出会えた感覚
こうして、少しずつ“音楽の芽”が育っていきます