2019.03.19
教室通信を出していた頃、あるお母様が文章をお寄せ下さいました。そのまま載せさせて頂きます。ご本人の承諾を得ています。
以下引用
子供の芽をつぶしてしまいがちな言葉に「そんなに練習しないならやめてしまいなさい!」という怒りの言葉があります。
実は私はこの言葉で簡単にピアノをやめてしまいました。
上の子にもそんな危機を何度も作ってしまいましたが、「やめたくない」という強い言葉で危機をすり抜けて来ました。
「やめたくない」という事、
それは「頑張ります」とか、「やってみせます」と言うより、かなり消極的な言葉だと思うのですが、二人の息子より少し歳をとっている私には大切な言葉だな、、とつくづく実感しています。
何度壁にぶち当たっても、いつまでも「やめたくない。」。
始めたばかりの次男も、10年目の長男にも、そんなピアノであってほしいと心から願います。
引用終わり
この長男君、昨年の発表会で熱情の第3楽章を弾きました。小学生の頃「やめてしまいなさい!」と言われて従っていたら、ベートーヴェンを弾く歓びは味わえなかったですよね。
先日あるお母様が、お話がありますといらっしゃいました。
「練習しなさい!と言っては子どもと揉める事が多いです。好きなら練習すると思うんです。そうでないなら、、、」
と言うお話でした。
こういうお悩みは実に多いと思います。
でもどんなに好きでも練習したくない時期はフツーにあります。
私もそうでした。
練習しない我が子を見るのはイライラしますよね。
良くわかります。
でも、、
やめたくない気持ちがお子さんにあるのなら、どうか長い目で見守って頂けたらと思います。
続けた先に、一つの外国語をマスターしたのと同じ位の価値のある物を身に付けることが出来るのです。
お読み頂きましてありがとうございました!
では又、ごきげんよう。