2022.12.02
1年生のYさんのこと
お母さんはピアノをお弾きになるのですが
Yさんは
きっとひとりで練習しているような感じがします。
わからない時
ちょっとお母さんの手を借りるのかもしれませんが。
そして
毎週、先週の課題を練習してきます。
「ここ弾けなかったよ」とか
「できたよ」とか
伝えてくれます。
今週は
ピアノランドの曲の仕上げでした。
「うたを歌いながらひくよ」と言って
とっても真剣な感じで構えて、
弾き出しました。
先週のYさんは
両手で必死で弾いている感じでしたが
今週は
歌と一体になって
ゆっくりではありましたが、
最後まで
納得しながら
曲の感じも良く伝わるように弾いていました。
私との連弾でも迷うことなく最後まで弾けました。
仕上げはいつも録画を撮っていたので
私の伴奏と共に
いよいよ録画開始❣️
なかなか良い感じで進んでいったのですが、
最後のところで
ふっと、指が止まってしまいました。
伴奏の私もYさんの様子を見ながら待っていると・・・
続きをすっと弾き始め、
最後まで無事完成❣️
と思ったら‼️
Yさん
悲しそうな顔で、私から顔をそむけてしまいました!
最後に止まってしまったことが
何とも悲しかったようなのです。
何とか元気を取り戻してレッスン終了。
お家の方へ録画と一緒にその旨をラインしました。
しばらくして
お家の方からの返信と共に
お家で撮った録画が送られてきました。
上手に弾けなかったので
お家に帰ってから、すぐに練習をして
その演奏をお母さんに撮ってもらったということでした。
いつもYさんは
私のお話を、心を込めて聞いてくれて
ピアノとお話をするように弾いています。
ピアノが
そして
音楽が好きなんだなあ
音楽とお友達なんだなあと思っていました。
だからなのでしょう。
弾けないことが悲しくって
すぐに練習をしてみようという心。
上手になる人って
こういう人なのですね。
ピアノが好きだから上手に弾きたい。
だから練習しよう。
1年生のYさんから
練習するということの原点を教えれもらいました。
次のレッスンが
より一層待ち遠しくなりました。
Yさんすてきだな❣️