〜子どものこんな心・・・大事にしながら〜 『子どもに指導する時の私のポイント』
2019.01.24
1年生のRちゃんは
発表会にベートーヴェンの曲を弾く。
先週にちょっとだけ
ベートーヴェンについてお話した。
まず肖像画を見てもらった。
私 「ちょっと怖い感じかな?」
Rさん「んんん、いいお顔だよ」
私 「ベートーヴェンさんは、みんなに幸せ になってもらいたくって
この曲をつくったんだよ」
Rさん「ベートーヴェンさん、やさしいねえ」
今日はRさんが
メロディを最後までゆっくり弾けるように練習してきたので
2部形式について話をしよう。
私 「最初のメロディと似ている所を探してみて」
Rさん「次は似ているよ!でも最後の音が違う!」
私 「じゃあ最初のメロディさんはこんなお花🌼で良いかな?」
Rさん「きれい❣️私も描きたい!」
私 「最後の音が違うから先生のお花と少しだけ違うお花にしてね。」
Rさんは私の絵から葉っぱを描かずに茎だけにしました。
私 「次のメロディはどう?」
Rさん「全然似ていな〜い」
私 「じゃあRちゃん、このメロディさんにはどんな絵があうかな?」
2人で考えて
花の咲いていない大きな緑の木🌲となりました。
さてさて!
その後にもう一度弾いたRさんの演奏❣️
大きな木🌲にした部分が
見事な〝レガート〟になりました。
驚きでした。
花🌼と対照的な木🌲が
Rさんの心に印象的だったのかもしれません。
これから
どんな音で
どんな風に
曲が出来上がっていくのか、
たのしみ❣️
でも
それは
こちらの働きかけ次第かもしれない。
『音やリズムを間違えずに弾ける』ことが
子ども達の目的地ではなく、
たとえば1分に満たないような小さな曲であっても
作曲家について知り
作曲家の心をのぞいたり
和音の響きだけに心を向けてみたり
曲の構成を
年齢に応じた表現で伝えるとか・・
演奏者が
「ステキな曲だなあ」
「弾けるようになりたいなあ」
の気持ちを
その曲が終わるまで持ち続けられるように、
その日のレッスン後の
対策がとても重要と思っている。
今日できなかったことの原因、
そのための具体的な対策。
年齢に応じて、
子どもの性格や感性に応じて、
より的確な言葉を探し、
より的確な場で伝えたら、
きっと予想以上の子どもの表現に出会えるはず。
そして
予想通りの子どもの笑顔に出会える。
今日も出来る限りの準備をして
子ども達を待ちたい🧒