2018.10.06
かけがえのない命を守るために
みんなが幸せに、長生きできるように、と
この研究者は
多くの困難に負けないで
長い間研究を続けられ
奇跡的な薬を生みだした。
どんな結果が出るかわからないその研究に
多くの製薬会社は協力出来ず
ある製薬会社が共同研究に加わった 。
病気の人やその家族から
その薬を使いたいという
多くの問い合わせがあったという。
痛いほど
その思いが伝わってくる。
命の重さも伝わってくる。
ただ
使える病気が限られていたり
今はまだ絶対に治るというものでは
ないらしい。
物事には
すぐに結果が出るものと
10年や100年後を目標にやっていくものもあるのだろう。
私達教師も
似ているところがあるかもしれない。
いろんな講習会に参加する。
個人的にピアノのレッスンにも行く。
教材や参考文献もいろいろ探す。
その内のどれくらいが
『レッスン生に成果があった❣️』
といえるか。
実は、そのどれもが
大変少ない数字かもしれない。
講習会で新しい指導法に出会ったとする。
ではそれを、どのレッスン生に、どの時期に使うか。
それは
自分が身につけたピアノの技術にしろ、
研究した教材や参考文献にしろ、
同じことだろう。
何もかも、
すぐに役立つものではない。
しかし、
『はて?
このレッスン生のこの場面にはどの方法がいいか』
と思った時、
多くの引き出しを持っていると
最適な方法を出せる確率が高いようにも感じる。
良いレッスンをするには
現実に留まらずに
多くの情報に関心を持ち
実際に自分でやってみて・・・
そのことを常に繰り返していくことだろう。
『誰かの真似』や
『本の通リ』や
『誰にでも同じやり方』では、
良いレッスンは決して生まれない。
研究に終わりがないように、
教えるということにも
完成はない。
今日のレッスンを振り返り
伝わらなかった事の原因を考え
多くの方法の中から今度はどれを選ぶか。
大変かもしれないが
実にワクワクしてくる。
昨日のレッスン生は5年生のRさん。
レッスンの後、
部活や音楽の話をしていたら
「音楽をやる時私は楽しく関わりたい」とRさんは言った。
Rさんは実に良く練習をしてくる。
毎週1曲は仕上げる。
Rさんは努力をしている。
Rさんの『楽しい』は
受動的な楽しさではなく、
大変なことを乗り越えたうえで味わえる『楽しさ』を
言っている。
すごいなあと思う。
人の役に立つこと、
目には見えない自分の夢、
心がわくわくすること、
そのような事に、
沢山時間を使って
努力することを楽しめる。
いいなあと思う。
年齢や
立場や
学歴などに関係なく
いい生き方だと思う。