2017.05.23
♪小学生は“スタッカート”がじょうずだ!と思うことが多々ある。
~それはなぜだろう・・・心に希望が多いから?
毎日に中に楽しいことが多いから?
大人ほどには深い悩みがないから?
こころが純粋だから? はてはて~
♪『マイボニー』を練習中のMちゃん。この曲は初めて出会った曲で
当然歌詞も知らない。
後半部分、楽譜ではレガートになっているが、
Mちゃんはスタッカートで練習してきた。
レガートのイメージきり持っていなかった私はオヤオヤー!な・な・なんと~
♪しかし良く聴いてみると、なかなか新鮮!明るくって、希望の曲って感じだ。
そしてその部分を弾いているMちゃん、体でリズムを取ってすっごくたのしそう!
♪「Mちゃん、ここ好き?」 と聞くと
「はい!」と満面の笑顔。
「ここにレガートが付いてるね。レガートで弾いてみるね」「どうかな?」と私。
「きれい」ちょっと悲しげな表情のMちゃん。
私 「どっちで弾きたい?」
Mちゃん「・・・スタッカート」
私 「Mちゃんの『スタッカートマイボニー』すっごくかっこいいよ。
それでいこう!」
♪意識的でも、無意識でも、音楽を自分の心で感じて、
『これが好き!』と表現できることが音楽であると思うのです。
♪子どものその心を何よりも大事にしたいし、
それを持てる子どもを育てていきたいと常々思って子ども達に接しています。
~前回の『ブルクミュラー・音のシャワー』を読んで頂いた方に~
『そのときHちゃんが驚くべき発言を・・・』ということの続きです。
♪Hちゃんがバーナム(全調の本)のロ短調『車を洗う』をその日初めて弾いたら・・・
「この曲お葬式みたいだよ。」
「車を洗うじゃなくって車が壊れただ~」
♪これには二人で大笑い!
でも、私はその発言に大いに納得し、「バーナムさんごめんなさい」ということで
Hちゃんの本の題名は書き換えられた・・・ということでした。
♪これまでこの曲の題名に対して特にクレームの出なかった子ども達には、
3連符で単調の感じを
『ホースから出る勢いのある水の感じかな』と説明してきた。
♪どこまで1曲に時間をかけ、どこまで子どもに求めていくかは
常に教師に課せられた大きな課題ではある。
♪『弾ける!』ことと『心で感じる楽しさ』を
どちらも同じ重さで考えていきたいと思っている。