2015.07.28
ご覧頂き、有難う御座います。小諸市のくろとりピアノ教室です。
私の亡き祖父は、若い頃、レコード会社所属のバンドマンでした。
昔の時代の長男にもかかわらず、音楽をやりたいばかりに、家を二度も飛び出してしまった程、音楽を愛する人物でした。
そんな祖父でしたから、私が幼少の頃から、家では、よくクラッシック音楽が流れていました。
(高校の時に、友人が私を、「なんか、家ではクラッシック音楽が流れていそう…。」とイメージしていましたが、あながち、間違いでもなかったのです。(^^ゞ))
中学か高校生の頃、別室で祖父がよく聴いていた曲の美しさと力強さ・たくましさに魅せられて、曲名を教えてもらいました。
その曲のあまりにも有名なメロディーは、思春期真っ只中の私に、勇気を奮い立たせてくれるようで、聴く度に感動で鳥肌をたてながら、何度も何度も、繰り返し聴いたものです。
思い出深いその曲に縁があったのか、最近、生徒が、エドワード・エルガーの行進曲「威風堂々」や、ドヴォルザークの交響曲第9番新世界より「家路」を習いました。
そこで、レッスンの際に、オーケストラのCDを一緒に鑑賞しました。
自分が今、ピアノで弾いている曲だからこそ、オーケストラで演奏したら、どんな感じか?を知ると、ピアノ演奏が一層楽しくなると、私は思うからです。
「ここは、もっと、たっぷり歌っていたね。」とか、「このフレーズは、二回出て来たね。」などと気付いたことを話し合い、その後に、もう一度弾いてみてもらうと、演奏に変化が見られ、良い影響を受けたのは、明らかでした。
「この作曲家は、他に、この曲も有名だよ。」と、別の有名曲も少しだけ聴いてみました。
現在は、YouTubeなどがあり、沢山の演奏を聴いて、参考にしながら学べる幸せな時代。
同じ曲でも、色々な表現の仕方があり、面白いものです。