2025.12.01
時系列は、だいぶ遡りますが、今秋、私自身もレッスンを受けました。
今回は、連弾2曲の初合わせとソロ曲2曲をみていただきました。
連弾1曲目は、
「初合わせなのに、綺麗!」
とお褒めいただけましたが、
2曲目は、互いの手が当たる箇所が多く、普段とは手の位置が異なる上に、自分の担当を遂行しつつ、弾いたら避ける気配りも必要で、少し難しい曲です。
先生は
「もう少し自分の殻を破って。」
と仰いましたが、音数が少ない中での表現の難しさを感じました。
連弾では、久々に両手で弾く右手の回復ぶりもご覧いただけました。
(完璧ではないですが、前回よりも回復)
続いて左手だけで弾くソロ曲2曲。
いつも、一度弾き終えた直後の先生のお声のトーンで良かったか否かを大抵感じますが、今回は
「今までで一番上手な気がしますね。すごいと思う。このクオリティーを出すには、相当練習しないと出ないと思う。頑張った形跡が全体的にある。」
と、まずは努力を認めてくださいました。
その後は、全体を俯瞰した演奏や、聴き手が聴きやすい音楽づくりについて指導をいただきました。
レッスン中、先生が仰ることを頭では理解していても思うように弾けず、情けなく感じる瞬間や、先生に申し訳なく思うこともありますが、大井先生は根気よく付き合ってくださいます。
学べば学ぶほど、ただ弾くだけでなく知識を含めた総合的な理解が必要だと痛感します。
左手だけで弾くこの曲の難しさは、まず弾くだけでも大変な上、お客様が聴きやすく弾くことが更に難しいのだそうです。
先生は
「もっともっと出来るなと思う。」
と…。
心が沈みそうになりましたが、
「前回のレッスン時より上達し、全体的にナチュラルさが増えた。やっぱり、ナチュラルに聴こえるのが一番良いよね。」
と励ましてくださいました。
前回は、「自然に聴こえる演奏とは?」が大テーマかのように、たくさん注意されましたし、
「自然に聴こえる演奏とはどういうことだと思う?」
と質問され、今の私が持つ知識を総動員して答えました。
「もっとナチュラルさを磨けたらいい。」
先生が仰るこれが、私の課題です。
ピアノは誰にでも音を出せる楽器ですが、楽譜の音を並べて弾けたら終わりではありません。
深遠なのです。
教える立場でも、学び続けることで見えてくる景色があります。
私自身も日々努力を重ね、お一人ひとりに寄り添ったより良い指導につなげております。
【小諸市東小諸・くろとりピアノ教室】