2025.10.07
芸術の秋。小中学校では、音楽会や文化祭の季節です。
この時期の少し前になると、くろとりピアノ教室の生徒さん達が、
「合唱のピアノ伴奏者に選ばれたので、レッスンをしていただきたいです。」
と、楽譜を手にやって来ます。
すると、私も、自分の練習している曲やレッスン用の下見の曲の他に、その合唱曲の譜読みを同時期に何曲かを抱えます。
もちろん、通常通り、家事と仕事の時間と実家の諸事もあるので、教師も時間管理が必須の忙しい秋となります。
伴奏は、歌との全体練習までに間に合わせるため短期間で弾けるようになる必要があり、テンポキープや臨機応変力も必要です。
生徒さんが合唱伴奏を務めるには、当然、自力で譜読みが出来て、自力である程度に弾けるレベルに達していることは大前提です。
今回、中学3年生が、文化祭での学年合唱の伴奏と、クラス伴奏も後から任され、2曲同時に伴奏を務めました。
学年合唱曲は、なかなかの難しさで、レッスンでは、運指やペダリングのアドバイスを行いました。
クラス伴奏の曲は、くろとりピアノ教室の生徒さんが伴奏するのは、これで3人目というご縁のある曲で、毎回、生徒さんが迷う箇所は同じ小節ですが、それ以外は苦労無く弾くことが出来ました。
2曲の伴奏という大役を無事に務めた生徒さんに、感想をいただきましたので、ご紹介いたします。
「2曲の伴奏を見ていただき、ありがとうございました。
今まで、伴奏をやったことは何度かありましたが、
2曲同時にやる事はなかったため、大変だったなと言う印象が強く残っています。
難易度が高い曲だったので指遣いや強弱・譜読みなどにも時間がかかりました。
本番では、緊張しましたが 、いざピアノの前に座り、弾くとなると心が少し軽くなり、いつも通り弾けたと思います。
『虹』も『青葉の歌』も指揮と合わせる・テンポを一定に保つ・ミスを減らす事が特に大変でした。
ですが、絶対に止まらない・楽しんで弾く事を考えて 、今までの伴奏の中で一番やりがいがあったし 、とても良い経験となりました。」
受験勉強に集中したい時期に、2曲の伴奏を立派に務め、両立をよく頑張りました。
絶対に音楽を途中で止めないという気持ちで臨んだという生徒さんの言葉が印象的で、とても嬉しく思いました。
【小諸市東小諸・くろとりピアノ教室】