2024.10.31
9月初旬、生徒さんのお母様から、お子様が学校の音楽会で合唱のピアノ伴奏をすることになったと伺いました。
9月の2回目のレッスンの時に、生徒さん本人からも、その話があり、
「ピアノを習っている人は大勢居るし、僕よりも上手な人は居るけれど、希望した」
との事でした。
既に、学校の先生にご指導いただいているそうなので、
「学校の先生が見てくださっているのであれば、先生の出る幕じゃないのだけれど…?」
と言うと、聴いてもらってアドバイスして欲しいとの事でしたので、初めて見せてもらう楽譜を手に演奏を聴かせてもらいました。
自力で譜読みをしたというそれは、もう既によく弾けており、その日はひとまず、5点程のアドバイスをさせていただきました。
その後のレッスンでは、今はまだ、ペダル操作の経験が浅いため、指との連携が上手くいっていない箇所を直し、本番前ラストのレッスンで、注意点を3つお伝えして時間となりました。
その3点の、その後の定着を確認できぬまま、音楽会当日を迎えた訳ですが、お母様が本番の模様を聴かせてくださいました。
私は、レッスンの下見で、この合唱曲を研究.練習した時から、とても良い曲だと感じ、歌ってみるといつも泣きそうになっていたのですが(合唱曲、良い曲が沢山ありますね)、
当日の模様を拝見すると、あのラスト3点もきちんと修正していて、つまり、ラストレッスンから当日までの数日も、直しを定着すべく一人で練習していたのだろうと思うと、一生懸命にピアノを弾く様子に幼児期から現在への成長を重ね、涙腺が崩壊してしまいました。
学校の先生に既にご指導いただいていたこともあり、初披露してくれた時から、ある程度の自信を持って弾いている様子でしたし、伴奏に於いて重要なテンポキープも、元々できる生徒さんでしたので、良かったと思います。
音楽会では、合奏もピアノ担当になったとのことで、レッスン時にそちらの演奏も聴かせてもらいました。
【生徒さんのピアノ伴奏を務めた感想】
『最初はミスなどもあって、上手にひけなかったけど、
たくさん練習して、本番でミスが少なく、きれいにひけてうれしかった!
合そうもたくさん練習して、本番で、はく力のあるえんそうができて楽しかった!』
学校の先生方からもお褒めいただいたそうで、幼い時からずっと続けてきたものが、学校の音楽会での活躍に繋がったことは、生徒さん自身はもとより、ご家族の方々にもお喜びいただけていると思います。
『小さい事を積み重ねることがとんでもない所に行くただ一つの道』
という野球界のイチローさんの名言がありますように、積み重ねたその先に、生徒さん自身の希望が叶う光景があります。
【小諸市東小諸・くろとりピアノ教室】