2024.07.07
2024年6月28日 金曜日。
静岡県の三島市立文化会館ゆうゆうホールで開催された、出演者が全員、ピアノ指導者のコンサートに参加してまいりました。
ミュージックキーピアノ指導システムのご考案者のお一人である田村智子先生が主催され、自分のために演奏するという珍しいコンセプトのコンサートでした。
1202席ある大ホールで、スタインウェイのフルコンサートピアノを弾くこの日のために、半年前のクリスマスの翌日から、ベートーヴェンのソナタを練習し始めました。
第一楽章の、苦手な難所克服には時間を要しましたが、師匠に一つ一つ段階を経て丁寧にご指導いただいたお陰で、当日は崩壊することなく、また、もしもの場合にと、師匠が授けてくださった秘策を使用せずに演奏することが出来ました。
第一楽章と第二楽章を、自分の世界に入り集中できたことで、小さなミスに動揺せず落ち着いて対応する私がおりました。
今回、本番2週間前に、手を痛めてしまったり、1週間前には、周囲の事情でアコースティックピアノでの練習が出来なくなってしまったりと、様々なことに見舞われました。
本番では、手の痛みを回避するために、急遽、指番を変更してペダルに頼り、メリハリもあまり付けられなかったので、この半年で作ってきたものとは、少し聴こえ方が変わってしまったかもしれませんが、
演奏をお聴きくださった先生方が、
「良かったわよ〜。」
「素晴らしかったわよ。」
と仰ってくださったことは、今後への励みとなりました。
演奏会後のお茶会では、田村智子先生、岩瀬洋子先生、ミュージックキー本部の先生方をはじめ、同様にステージ上でご披露された先生方と交流させていただけ、様々な思いを抱えながら舞台に立たれた先生方のお話しを伺い、その貴重な時間もまた、温かさを感じられました。
まだ、音楽づくりとしては、これからも多々突き詰める所がありますので、まずは、ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)の回復を目指し、療養後はまた、練習を続けたいと思います。
【小諸市東小諸・くろとりピアノ教室】