2019.07.30
昨日は、関東甲信越地方の長かった梅雨がようやく明けましたね。
やっと、夏がやってきました!
小諸市のくろとりピアノ教室です。
いつもご覧頂きまして、有難う御座います。
今夏も東京で、恒例の、音楽大学主催の指導者向けのピアノセミナーに参加して参りました。
このセミナーは、今年で13回目を迎え、私は、講座が11年、ピアノの個人レッスンが10年連続で受けています。
ちなみにですが、「ピアノを教える人・学ぶ人の雑誌 ムジカ◯◯◯」の◯月号に、毎年、私の個人レッスンをして下さる教授が載っていらっしゃいました。
教授によるレッスンでは、一通り演奏をお聴き下さった後、その音を、どういうイメージの音として捉えているのかという、私への問い掛けからスタートし、スタッカートの持つ意味を復習。
また、冒頭の一音について、時間を掛けて音の出し方を教わり、或る箇所では、手の使い方のアドバイスで断然弾き易くして頂きました。
こうして、私自身で体得した内容が、教室に通って下さる生徒さんへ伝えられていきます。
特に、譜読み期を終えた生徒さんのレッスンで、上手くいかない箇所での解決策に役立っております。
問題点を解決した時のパッと明るくなる生徒さんの表情は、こちらも嬉しくなります。
講座は、「心に響く演奏表現をめざして~表現を高めるためのテクニック・その2」と、
「モーツァルトのピアノ・ソナタ解釈と演奏法~マンハイム・パリ時代のソナタ」
の二つを受講しました。
テクニックについては、昨年、大学からテキストを頂戴し、この一年間、自身の練習に取り入れて来ました。
今年は、前年に習った内容の続編を、ピアノ奏法とピアノ教育法の歴史的経緯を踏まえた上で、テクニック練習をどう弾くかを教えて頂きました。
モーツァルトのソナタでは、マンハイムとパリへの旅行の時期に書かれた3曲について、解釈と演奏法を実演をまじえて、細かく教えて下さいました。
いつも、この時期に台風がやって来るので、無事に行かれるかどうかと、今年も気を揉みましたが、何事もなく学ばせて頂けた事に感謝の一日となりました。