2019.06.13
梅雨の合間の晴れは、清々しいですね。今日は、お洗濯日和だそうですよ。
小諸市のくろとりピアノ教室です。
いつもご覧頂きまして、有難う御座います。
或る生徒さんが、
「先生の子供の時の夢って、ピアノの先生になる事だったんです?」
と尋ねてくれました。
「ううん。先生は、なんだったかな。幼稚園の三年間は、幼稚園の先生になりたかったよ。」
「へえ、そうなんだ。でも、先生は先生なんだ。」
「そうねえ。子供が好きってことかな。」
私の物心がついた時には、既に姉がピアノを習っていました。
「○○ちゃんもやりたい。」と言って、私も、「ちらちらこゆき」という曲を見様見真似で弾いていたことや、
自宅練習に厳しい祖父に叱られて、姉が泣き出したけれど、泣きながらでも、
「やめない!」と言って、途中で投げ出すことなく頑張って練習していた、その後ろ姿を憶えています。
幼稚園児の時に、「大きくなったら幼稚園の先生になりたい。」と言うと、
「それなら、ピアノを弾けないといけないよ。」と祖父から聞き、
「じゃあ、私もピアノをやる!」
と言う私に、祖父が、
「5歳になったら、習いに行くの。」
と答えた場面を憶えています。
小学生になれば、小学校の先生になりたいと思い、こちらの職業も、ピアノが弾けなくてはならないので、このままピアノを続けていれば小学校の先生になれるんだと考えていました。
その後、将来の夢は、大作曲家(勝手に”大”を付けて言っていたので、家の来客に笑われたのでした。)、シナリオ作家、高校教師、会社員などに、年齢を重ねるにつれ変遷していったのですが…。
生徒さんからの質問を受けて振り返ってみれば、子供の時は、おままごとの様に人形をピアノ椅子に座らせて、ピアノの先生ごっこをすることがあったものの、子供時代の将来の夢に、ピアノの先生という職業は登場していなかったことを思い出しました。
ただ、小学校4年生になったら合唱部に入れることを楽しみにしていたし、5年生からは毎日のピアノの自宅練習も苦でなくなり、音楽の楽しさを自覚し、夢中になっていました。
今、くろとりピアノ教室に通って下さっている生徒さん達も、年齢が上がるにつれ、将来の夢が変わっていくでしょうけれど、将来の選択肢を考えた時に、ピアノを弾ける技能を持っていれば、選択肢が一つ広がるという事を知っていて欲しいなと思います。