2019.05.15
平成時代の終わりに、ミュージックキー認定試験・メソード部門7級を受験して、令和時代の最初の合格生が誕生致しました。
小諸市のくろとりピアノ教室です。
いつもご覧頂きまして、有難う御座います。
「受験します。」のお返事を頂いてから、こちらの生徒さんにとっては、初めての試験準備が始まりました。
課題曲は2曲有りますし、どちらも最終的には暗譜仕上げなのです。
予習レッスンの段階では、リズムも音読みも、自力で読み、片手を初見で弾いていかれました。
もう、手とり足とりの段階から脱出しつつあるという事です。
その後のレッスンでは、直さなくてはならない点を頑張ったり、両手の段階になって、やってみるとなかなか大変だったのを乗り越えました。
自宅練習も、毎日、目安通りに、きちんと重ねて来ており、晴れて今回の合格へと結び付きました。
お家の方は、ピアノのことは全く分からないとの事でしたが、そうであるからこそ、生徒さんは、教室でのレッスン時に、自分自身できちんとお話を聞いていかなければならないという気持ちがあるのでしょう。
例えば、お母様がピアノ御経験者であった場合に、子供たちは、それを自慢気に、中には
「ウチのママだって、ピアノ弾けるんだから!」と反抗的に伝えて来る場合があります。
母を誇りに思う事は、大変素晴らしい事だと思いますが、レッスンで説明をしている時に、
「後で、お家でママに聞けばいいや。」という考えで、説明に対して耳が閉じてしまっていると、吸収していく力が異なってしまう場合があります。
今回合格を果たした生徒さんは、レッスン時にしっかり尋ねておこうと、
「先生、何度も聞いてしまって、すみません。」
と、自分が解るまで問い掛けています。
また、
「先生、書く宿題はありますか?」
と尋ねてくれますし、
自宅練習で、その日の目安が出来なければ、別の日に頑張っています。
そういった、お家の方を頼らず、或る意味、自立した行動は、とても素晴らしいことだと思います。
そうして掴んだ合格は、大きな自信へと繋がることでしょう。