2012.06.21
ご覧頂き、有難う御座います。小諸市のくろとりピアノ教室です。
ツバメが軒先に巣を作ると、福がやって来るとよく言われますが、
毎年、くろとりピアノ教室の玄関にツバメが巣を作ります。
今年も、4羽のツバメの赤ちゃんが、親鳥の運んでくる餌を賑やかに貰っていましたが、
今月8日に巣立って行きました。
小学校の合唱部時代に、「五羽のつばめ」という曲を習い、私はその曲が大好きでした。
その歌詞に
♪♪今年~もツバメは~来るで~しょか~?
来るで~しょう。きっと~来るで~しょ~う~♪♪
という詞があるのですが、私は、巣立ったツバメを思うと、必ずこの曲の、最後のこの部分を思い出します。
曲の始まりは、♪♪酒屋の軒のツバメの巣♪♪と静かに入っていくのですが、ピアノ伴奏の盛り上がりと共に、空を渡るツバメへの想いや、明日への希望を思わせるような前述のエンディングへと向かう、実に感動的な曲です。
初めてこの曲を聴いたのは、私が小学一年か二年生で、高学年の姉が所属する合唱部の発表だったと思います。
まだ子供だったけれど、私は感動して鳥肌が立ち、忘れられない一曲となりました。
素晴らしい曲に出会えれば、幼くても感動をするものなのですね。
今思えば、幼稚園児の頃から、自宅にあった童謡大全集のようなレコードを、祖父や母にかけてもらって聴くことが好きでした。
その頃は、まだ感動は知らなかったかもしれないけれど、レコードを聴きながら、歌詞が書いてある絵本を眺めては、色々とイメージを膨らませることが好きだったのです。
想像力を働かせるということは、ピアノ演奏に於いて、楽曲全体や、ある部分をどんな風に弾いたらよいかを考えることに繋がる大事な事柄です。
教室に通って来てくれる生徒にも、様々な曲に出会って、豊かに想像力を働かせたり、音楽の感動を沢山味わって欲しいと思います。