2012.05.24
ご覧頂き、有難う御座います。小諸市のくろとりピアノ教室です。
お子様の習い事で、特に良いとされるのが、「ピアノ」だという話を聞いたことがあります。
ピアノを弾くことは、「指を動かし、先を読む」ので、脳科学では、「全ての脳の働きを高める効果がある」のだそうです。
ですから、子供の習い事だけではなく、大人の方にも、効果は期待出来るのですよね。
音楽が楽しめて、脳にも良いピアノって、素晴らしい楽器ですね。
「楽器の王様」と言われるように、一人でメロディーも伴奏もこなし、時には、オーケストラにもなってしまう優れものです。
テレビで、九十何歳かのお婆さんが、ピアノをいきいきと弾かれている様子や、
東日本大震災当時の被災地では、避難所となった体育館で、自閉症の男の子がピアノを
弾いて人々の心を癒し、音楽が支えとなったという報道が流れるなど、音楽が持つ力に
ついて、今も伝えられています。
私自身、結婚後、自分の努力だけでは、どうにもならない女性としての深い悲しみに陥り、ひどく悩んだ時期がありました。
それまでは、自分の望みを叶えたいのなら、頑張って努力を続けるしかないと信じていたし、叶わないのは、自分の努力が足りなかった結果だと思って育ってきました。
ところが、努力だけでは報われない現実にぶつかり、落ち込んで泣いてばかりの月日が繰り返されることに…。
出口の無いトンネルを歩く自分の将来に、希望の光を見出せなくなる程、絶望的な気持ちで一杯になりました。
そんな時、精神的支えとなったのは、ピアノでした。自分の気持ちがピアノに向かうことで、悲しみから、しばし開放される時間となりました。
又、くろとりピアノ教室に通って来て下さる生徒達への責任と、仕事にプライベートな感情を引きずるべきではないという信念も手伝って、レッスンの時は、自分の精神にピシッと気合を入れることが出来たことで、人生を投げ出さず、前を向いて歩き続けられたのだと感じています。
私にとってピアノは、生きていくことの支えです。
そういった意味でも、私を支えてくれたピアノは、まさに楽器の王様です。
この世に、音楽が、そして、ピアノがあって、本当に良かったと思うのです。