2018.09.18
小諸市のくろとりピアノ教室です。
いつもご覧頂き、有難う御座います。
東京・表参道で、「ピアノ導入指導法セミナー」を受講して参りました。
今年度全6回シリーズの内の、今回はリズム編でした。
くろとりピアノ教室で、導入期・基礎期に採り入れている「ミュージックキーピアノ指導システム」での、リズムに特化したテキストを用いて、この時期の生徒さん達に、どう伝えていくかを、今回もしっかり学んで来ました。
受講生の中に、ベテランそうな男性の先生も数名いらっしゃいました。
その中のお一人の先生がどのようなお方なのか、後のランチタイムで分かる訳ですが、その際の感動を、今回のトピックに記そうと決めました。
そのベテランそうな男性の先生は、元音楽大学の教授で、コンクールなどにも携わるような大先生でいらっしゃいました。
その大先生のお話によると、今までは、音大生ばかりをお教えになっていたのだが、ひょんなことから、初めて導入期の子供を教えることになり、一からの勉強が始まったのだそうです。
何しろ、弾けていて当たり前の音大生相手だった方が、導入期の真っ白な状態の、何も分からない小さな子供たちを教えるのですから、
「まず、何の教材を使って良いのか、どう教えたら良いのかも分からなかった。」
と仰っていました。
そして、導入期指導の大変さと難しさを実感なさったそうです。
お話を伺い、私は、そんなハイレベルをご覧になっていた、地位や名誉をお持ちの大先生が、「ミュージックキーピアノ指導システム」をお選びになり、学ばれていることが、嬉しいのです。
それは、当教室で行っているレッスン内容の方向が、間違っていないということにも繋がるのですから。
「ミュージックキーピアノ指導システム」を起ち上げられた岩瀬洋子先生と田村智子先生は、まだ20代の頃に内容を考え始め、30代で教材を作られたとお聞きしました。
今の私の年齢よりもお若い時に考えられ、それが形となったこと自体、素晴らしいことと思いますが、更にその教材が未だに全国のピアノの先生方に選ばれ、使われ続けている事は、良質ゆえに他ならないと思います。
私が、初めて「ミュージックキーピアノ指導システム」に出逢った時は、「そうそう!導入期の第一歩で、これが必要だと思っていたの!」と興奮しました。
私が理想にする内容が合致していた事、私自身が幼い頃、自力で考えついた譜読みのコツに似た形が教材になっていた事に感激したのと同時に、生徒さん達が幼いうちから、このシステム内容を教わっていれば、どんなに良いだろうかと思いました。
実際、講座中に、初めて参加された先生方から感嘆の声が聞こえて来ますし、
「子供の頃にこういう本が出ていたら…。」
「子供の頃にこういうことを教わっていたら…。」
と仰っているのを聞いています。
以前、お子様の事で、当教室に面談にお越し下さった元幼稚園教諭の方が、
「こういうことを、幼いうちから教えて下さるのって、すごく良いですよね!」
と仰って下さいました。
幼児教育に携わった方だからこそ、「ミュージックキーピアノ指導システム」の良さが、より一層お分かりになったのだと思います。
長年にわたり全国で支持され続けている「ミュージックキーピアノ指導システム」に出逢えたこと、学べること、当教室の生徒さん達に御提供出来ることに喜びを感じております。
最初に「ミュージックキーピアノ指導システム」の存在を知った時、「私に通い通せる訳ないだろう。」と、その発見に一度は蓋をしましたが、それでも一歩踏み出せた事が、素晴らしい出逢いとなりました。