2017.02.13
洗濯物を干す時の日差しが、幾分暖かくなった気がする今日この頃です。
ご覧頂き、有難う御座います。
小諸市のくろとりピアノ教室です。
先週のレッスンの際、当教室の生徒さんから、嬉しいお知らせを頂きました。
志望校の私立高校合格の報告です。
明るいニュースに、私の心も華やぎました。
高校受験の重要な期間を、ピアノを辞めることなく、乗り越えることが出来たのです。
受験勉強で忙しくても、逃げ出さずにやり遂げた生徒さんの、強い精神力に感心しています。
ピアノという、練習必須の習い事から離れずに、受験という大きな節目を乗り越えられた事は、これからの人生で、例え苦しいことが訪れたとしても、きっと乗り越えて行けるはずです。
この経験は、きっと好影響を及ぼす力となります。
受験日が近付いた頃、この生徒さんのピアノには、より一層磨きがかかっていました。
受験勉強で主に使う脳は、左脳です。
左脳を酷使して疲れたら、今度は、右脳を使って、ピアノを弾きたくなっていたのでしょう。
この様に、脳のバランスをとることにより、ピアノが受験期をバックアップしていたのです。
実は、お勉強に力を入れる時期こそ、ピアノを活用するべき時なのだそうです。
くろとりピアノ教室には、過去にも、受験期にピアノを辞めないで、乗り越えられた生徒さんがいらっしゃいました。
受験勉強や部活動が忙しくなる時期になっても、例え細くも、永~くピアノを続けて頂けることが、当教室の一番の願いです。
物事を辞めるという選択は一番楽ですが、ピアノを辞めて弾かなくなると、今動いているはずの指は衰え、確実に動かなくなります。
そして、辞めてしまったピアノの演奏技術を取り戻すには、また再び相当の努力が必要です。
ほんの少し離れただけで、元に戻すためには、どれ程苦労し、時間が掛かることか・・・。
私は、その大変さを十分よく知っています。
悔しくて、自身が情けなくて、もう二度と、あの想いをしたくないのと同時に、生徒さん達には、私と同じ想いをさせたくないと思っています。
ピアノブームだった私と同世代のピアノ経験者の方が、大抵、こう仰います。
「あ~あ。私も、もっと、ちゃんとピアノをやっておけば良かった~。」と。
ですから、お伝えしたいことは、
せっかく積み上げてきた努力と、時間と、投資を、ゼロにしてしまう事は、本当にもったいないということ。
辞めるという選択肢は、最後の最後にとっておいて、むしろ、ピアノを活用しませんか?
ピアノを習うということは、ピアノ関係のお仕事に就くことが全てでは無く、ピアノを通じて音楽に親しむことで、感性が磨かれ、心が豊かになり生活が潤います。受験期の一助にもなるのです。
いつか親になった時に、ピアノを習っていた経験から、今度は、ご自分のお子さんに簡単なお歌を弾いて聴かせてあげられたら、心温まる光景です。
そんな想いから、受験期を迎える生徒さん達が、細くも永~くピアノを続けられるよう、くろとりピアノ教室は、課題の調整などをして応援しております。