2024.04.12
小学5年生さんが、ショパン作曲 エチュード作品10の5がマルになりました。
未就学児からピアノを始めました。
このエチュードは、フラット♭が6つある曲で、「黒鍵のエチュード」と呼ばれています。
変ト長調
ファ以外全てフラット♭がつく曲です。
難曲です。
ー弟子から見たショパンから(音楽之友社より)ー
ショパンは
🔹腕は指の言う事をきく家来となるべきなのに、普通はその反対をしているのです。だから腕の事を気にしないで、出来るだけ自然にしなければなりません。
🔹全て粒の揃った音で弾けるようになるのが目的ではない。私にとって完成されたメカニズムとは、美しい音を上手にニュアンスをつけて弾く事が出来ると言う事です。
🔹やはりタッチの洗練です。
この点だけは、他のどんな教育法にも見られないもので、良いタッチが有効なこと位誰でも認めるけど、間違った練習に清を出し、帰ってタッチを台無しにしてしまう人も多い。
🔹ショパンは異なった種類のタッチを、とりわけ充実して響きの良いレガート奏法を、徹底的に追求していた。
🔹指の造りはそれぞれ違うのだから、その指に固有なタッチの魅力を損ないほうが良く、逆にそれを充分生かすよう心がけ、指の力はそれぞれの構造によって異なる。3の指は中央にあって全体の支店となる。
🔹指を独立させる5指練習ー手が上手く使えて、美しいフォームになるようなポジションは、手を軽く鍵盤にのせ、5本の指で、ミ、ファ#、ソ#、ラ#、シの音を押さえると得られる。(ほとんどの方が、卵を持つフォームでと言われピアノを学んでいる。親御さんも小さい時レッスンで言われて学んだ。)
🔹生徒には、このポジションのままで指の独立性を頑固たるものにする練習をさせていた。
この練習はほとんどの場合、スタッカートから始まる。手首を、使わずにスタッカートを弾けば、おも苦しさを防げると言う大きな利点がある。スタッカート-ノンレガート、それから本当に音を繋げる練習に移る。
🔹ショパンはピアノを叩くような弾きかたが大嫌いだった。
彼のフォルテはあくまで相対的なもので、絶対的なものではない。常にクレッシェンドとディミヌエンドの線上を揺れ動く、微妙なピアノやピアニッシモとの兼ね合いがある。
みなさん、ショパンは大好きですか?