「ピアノ演奏芸術」ゲンリッヒネイガウス著🔹🔹音楽之友社
2020.06.27
こんばんは!
ロシアピアノニズムの本を紹介します。ーピアノ演奏芸術ー
318ページあります。3800円+税📗
ほんの一部で、かなり省略しています。「(音)」についてです。
改行しましたが、出来なくなっています。💦💦?
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音楽は、音によってのみ語っています。偉大な作曲家たちによって生み出されてきました。
大切なのは音の研究することです。しかし、技術上の配慮、すなわち、指の敏捷性、勇壮活発さといったことが優先され、大切な音への配慮をどこかへおしのけ、第二義的なものにしてしまいます。
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1、(音の過小評価)ーピアノを弾く人は、ピアノがもっている途方もないディナーミクの豊富さや音の多様性に対して十分には考えていなく、主としては、<技術>(狭義の)に向けられています。つまり指の敏捷性、音の滑らかさ、<勇壮活発>、音の輝きと勇しさについてはこれまで述べてきました。
しかし、弾く者の耳は未発達で、想像力は不足しています。自分の音を聴く事が出来ないのです。知恵のある人と道具を操る人(技を熟達した人…ネイガウスの原注) 両者を兼ね備えた人間でなければなりまん。
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私はたえずアントン.ルビンシテインのビアノについて言葉を聞かせます。
ーー「きみはこれがただ1つの楽器と思うかね?これは100の楽器に匹敵するものだよ。」 第一の間違いは、ー音の過小評価ーです。
もう1つの間違いは、音の過大評価です。
音の過大評価は、うわべの美しさを耳にしていて、音楽を全体として把握していない人々、最高の音とは、最良の方法で、与えられた内容を表現している音の事ですと。
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音の研究は、聴覚、、耳が悪ければ悪いほど、音のより切れの無いものになります。聴覚を発達させながら、私達は直接、音に働きかけるのです。音をマスターするのは、最初に手がけるべき、音楽の実態そのものです。
レッスンでは、第一に(芸術的イメージ)の習得、第二には時間における音(時間ー音、リズムと音は分離することが出来ないから)ーつまり芸術的イメージの実体化.具象化、第3として自身の筋肉や運動器官、楽器のメカニズムを自分のものにしていくこと。それは、意識的にしている事です。
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運動器官に関しては、良い音の道連れは常に次の3つです。ー完全な柔軟性、次いで筋肉の力を抜いた腕の重量、すなわち、手は、肩から鍵盤に触れる指先(打鍵の正確さの全ては指先に集中される)まで、力を抜く事です。
もう1つ、速い、軽やかきまりない音での、かろうじて聞きわけられる素早いタッチから、音の最大限の威力を達成するために身体全体の動作も加えた等確信をもって目的に合わせつつ重量を調整する事です。
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耳に聞こえる音楽すべての本質は
✴️✴️歌う事✴️✴️
だという事、どのような微妙な音の違いも表現出来る音色を創出する事でなくてはならないのです。
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ネイガウスの教授の弟子たちーー、リヒテル、ギレリス、マリーニン、ナウモフ。
孫弟子ーーヨッフェ、ボゴレリチ、ルプー、リュピーモフ、スルタノフ。
ピアノ演奏芸術
大阪府豊中市