心に残るエピソード4『第2回 彼らがピアノを嫌いになってしまったワケとは? 』
2016.06.19
レッスンの宝物~ 心に残る、生徒さんとのエピソード
4
「ピアノ嫌いの生徒が目覚めた瞬間~そして、なみだの別れ」
♪第2回 彼らがピアノを嫌いになってしまったワケとは?♪
「弾きたいあなたのいつもそばに」
野田・柏・流山市・柏の葉から車で10分
プリマベーラピアノ教室の
木村由紀子です。
今日は某音楽教室の幼稚園会場での
エピソードの第2回目を書きたいと思います。
レッスンを引き受けて、1ヶ月が経った頃
こんな風になってしまった理由を確かめる為に
彼らに聞いてみる事にしました。
まず
「どうしてそんなに嫌いなピアノを続けているのか?」
と尋ねると
「親が止めさせてくれないから」
と、答えました。
さらに
なぜそこまでピアノが嫌いになってしまったのかも
聞いてみました。
すると、驚くような答えが返ってきました。
曲がつまらないし、
前の先生は上手く弾ける為のきちんと手解きもせず
「ただ練習が足らないから上手くならないんだ」
の一点張りだったそうです。
彼らには、そうなるしかなかった理由があったのを知り、
私はなんとか
“大嫌い”という気持ちを
少しでも和らげられる様にできないだろうかと思いました。
とりあえず
今使っている曲集を変えずに
”ただ指だけを動かす無味乾燥な弾き方でなく
音に思いを乗せて、1つひとつの音を大切にする”
と云う私のやり方を教えてみようと決意し、やってみました。
すると
私が教えた通りにやると、今までの曲が
「全く別の曲に聴こえる様に」
素敵に変身したのです。
みるみる彼らの目付きが変わって
態度が柔らかくなり
私を受け入れ始めたのです。
私は心の中で思わずガッツポーズをし
「よ~し、これなら私が選んだ曲にも
興味を持ってくれるかもしれない」
と、確信しました。
次回は、選曲の時の様子と
彼らの変わっていく様を書きたいと思います。
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