2016.02.20
トピックスをご覧いただき、ありがとうございます。千葉県香取郡多古町にある「ピアノ教室CAT(キャット)の先生です。
【ピアノはピアノ教室で】ねこだより21
よく、「グループで、2段鍵盤の楽器だから、音の位置がわからない」ということを耳にし、目にします。
結論から言うと、私の個人的な意見ではありますが、
「ピアノはピアノ教室で」
となります。
電子鍵盤楽器はスピーカーから音が聴こえてきます。
ドはド、レはレというように、直接、耳に届くような感覚です。
ところが、ピアノは違うのです。
ドはド、レはレといった、音が鳴った瞬間ではなく、ピアノの音の響きを聴きながら演奏します。
ピアノと電子鍵盤楽器は、まったく別物の楽器なのです。
将来、どちらの楽器にしようと考えていらっしゃる方。
これからの夢がふくらみますよね。
本当に素敵です。
それでも、もしはじめからピアノを習いたいというのであれば、はじめから、本物のピアノ(できればグランドピアノ)でレッスンをしてもらえる教室をおすすめします。
もちろん、はじめから電子オルガンを習いたいというのであれば、電子オルガンの先生を探すべきです。
感覚というのは、目にすることはできません。
ピアノを演奏する時の感覚は、やはりピアノでレッスンしてもらえないと、わかりづらいと思います。
【たいこを鳴らしてみましょう(イメージしてみてね)】ねこだより25 2016.4/17再編集したものです。
突然ですが、皆さんはいま、たいこを鳴らそうとしています。…とイメージしてみてください。
「それとピアノと、どう関係あるの?」
そう思った方、さすがです。
まあ、そういわず、しばしお付き合いを。
さて、皆さんは今、たいこを鳴らそうとしています。
大太鼓でもいいのですが、できれば小太鼓、中太鼓の方がいいかな?
今まさに、スティックやバチを振り下ろそうとしています。
さあ、たいこを鳴らしてみましょう!
いま、皆さんの手や腕、どこに力が入っていましたか?
手も握りしめ、腕にも力が入りっぱなしだと、どのような音がするでしょうか?
いい音が鳴る前に腕も肩も凝りそうですね。これでは体に負担がかかり、あまり楽しめないような・・・。
さあ、いい音、響きのよい音を目指して、もう一度、鳴らしてみましょう!
今度は、どうでしたか?
実はこれ、クラシックピアノの奏法と関係があることなのです。
なぬなぬ?こたえが知りたい?
では、ぜひ「ピアノ教室CAT(キャット)」に遊びに来てください。
ピアノを使った音遊びを通して、このようなこともレッスンしています。
電車が踏切を通ったり、ぶらんこに乗って風に揺れてみたり、ピアノの音で表現します。
おうちでの練習はなく、絵の描かれた楽譜を前に、レッスンのその場で先生と一緒に、ピアノで演奏します。
子供たちは、楽々、それも好きなようにピアノが弾けるので、ピアノの音の広がり、響きを楽しめるようです。
これはいずれ、初見演奏(初めて見た楽譜を、すぐに演奏すること)へとつなげていきます。
初見演奏ができるようになってくると、おうちでの練習も楽になります。
お子さんだからこそ、初心者だからこそ、このような【ピアノを弾く時の感覚】を体感させてあげたいな、と思います。
あっ、それと。
実際のレッスンでは、たいこなどの打楽器は使っていません。あしからず🐈
【支えるところ、力を抜くところ。】ねこだより26
につづきます。