2018.08.27
トピックスをご覧いただきありがとうございます。千葉県香取郡多古町にある「ピアノ教室CAT(キャット)」の先生です。
皆さんは「スケール」「音階練習」というと、どのような感想をお持ちですか?
少しピアノ経験がある方ですと、バイエルで習ったというかもしれません。
もう少し長い方ですと、ハノンで習ったというかもしれません。
私は後者の「ハノン」かな?
ようやく憧れの「ハノン」にたどり着けて、うれしかったな~。
しかし、この有名な指の練習曲。ただただ「ドレミファソラシドレミファ・・・」と音を鳴らしているだけと思われると、「曲ではない」、もっと辛らつになると「騒音」という声が聞かれそうです。
ただがむしゃらに弾くのではなく、美しく弾くのにはどうしたらよいのか?
「スケール」って、とっても奥が深~いのです。
前置きが長くなりましたが、今回は「スケール(音階練習)の導入について」です。
さて、いつ音階練習を始めるのか。
私はいつも、このことで悩みます。というのも生徒さん一人ひとり、習い始めの年齢が違うからです。
習い始めが小学校中学年のお子さんと幼稚園生のお子さんでは、楽譜の選び方、進め方は変えるべき、と私は思います。
習い始める年齢が大きいほど、早めに曲が弾ける、形になったほうが楽しいと思います。
また年齢が小さいほど、手の大きさなど成長を待つことが多くなり、じっくりと身につけていくほうが良いと思います。
そのような理由から、習い始める年齢が大きいほど、進みが速くなります。
私は「音階練習」をレッスンに入れるとき、おおむね、このように考えています。
①基本的な楽譜の読み方が身についている。
②「指返し」ができるような、初歩的な手の動きが身についている。
③音の聞こえ方が、基本的に「固定ド」である。
私が一番お勧めしたい楽譜は、「Miyoshiピアノメソード」です。
ピアノを弾くうえで大切なテクニック、指返しが自然と身につき、スケール(音階)も全ての長調、短調がしっかり身につきます。
そして、曲が美しい。音階練習も、がむしゃらに弾くものではありません。
しかし残念なことに、早めに曲が弾ける形に進める場合は、悩みます。
そのようなケースの時、どうしたらよいのか?
次回は、このテーマでお話しします。