2016.09.09
9月4日(日)に、大島記念音楽堂室内楽コンサートシリーズ第6回
ヴァイオリン 若林亜由さん、ピアノ 和田リーブル篤子さんによる、ヴァイオリンとピアノのコンサートが行われました。
数日後、ヴァイオリニストの若林さんから、音楽堂を設計した建築家 小川真樹さんと、オーナーである私宛に、音楽堂で演奏しての感想を文書でいただきました。まさに宝石のようなお言葉です。
♪♪♪♪♪♪♪♪
ヴァイオリンでいい音をお客様に届ける、ということは
いかにホールを鳴らすか、ということなんです。
小さい空間ではどうしても無理がある、と思っていました、
大島記念音楽堂で演奏させていただく前までは。
そこでは、千人入るホールでオーケストラの伴奏で演奏するときと同じ弾き方、
楽器の能力をフルに発揮できる奏法でヴァイオリンを鳴らすことができたんです。
右手がうっかりすると最前列のお客様に触れてしまいそうな距離なのに
音がちゃんとホールの響きとなってその方に届いている、と感じました。
どうして??すごいです!
豊かな響きに包まれて素敵な時間を過ごしました。
また設計者ご本人に聴いていただけたことは、とても光栄で嬉しいです。
素晴らしい空間を創造してくださってありがとうございました。
これからも音楽堂にいい音と笑顔が満ち溢れることを祈っています。」
♪♪♪♪♪♪♪♪
以下のようにお返事をいたしました。
若林 亜由様
昨日はコメントをお送りいただき、ありがとうございました。
本当に宝物のようなお言葉!!小さなトピックス欄ですが、音楽堂のページに掲載させていただきます。
いただいたコメントを、改めて読み直しました。
1000人入るホールで亜由さんがオーケストラをバックにコンチェルトを弾かれている。ガダニーニが大きなホールをまるごと鳴らしているのを想像します。
次に音楽堂で亜由さんが、篤子さんのピアノでブラームスのバイオリンソナタを弾かれた日のことを思いだします。一列目に座ったお客様も、ヴァイオリンの能力をフルに使う演奏方法そのままの音に浸っている。その奇跡を、実感できた気がしました。
音楽堂の能力を見いだしていただき、ありがとうございました。
音楽堂のオーナーである誇りと幸せを胸に、音楽堂に釣り合う人間になれるよう、努力して参ります。
またきっと、お呼びしたく存じます。再び演奏していただける日がきますように。どうぞその日までお元気にお過ごし下さい。