2015.09.15
小学1年生のAちゃんは、まだレッスンを始めたばかりです。
最初は少し緊張している様子でしたが、最近は少しずつ慣れてきたようです。
Aちゃんは家から教室まで少し遠いのでお母さんと一緒に通っていますが、自分のレッスンの時間まで待っている時、ピアノの本を抱えて楽しそうにお母さんと話している姿が可愛くて、なんだか私まで楽しくなります。
物事には段階があります。
ピアノのレッスンは、楽譜が読めるようにとか、手や指の形に気をつけてなど、いろいろなことを身につけていかなければいけませんが、私が最初に身につけて欲しいことは『なんとなくレッスンに行くのが楽しい』と感じられるようにすることです。
それは小さい子でも大人の人でも同じです。
楽しいと感じられれば、私が伝えることが頭に入るでしょうし、練習意欲も湧いてきます。
ですから、私はどの生徒さんとも心を開いてくれるよう会話をしてコミュニケーションをとるようにしています。
ピアノの上達には長い年月が必要ですが、楽しいと感じられないと長く続けることはできません。
楽しそうに通ってくれているAちゃんは、ピアノを弾くことが楽しくて意欲も出てきたようで、最近は自分から次の曲も練習してきます。
私が次のページをめくると、「これも弾いてきた」と笑顔で教えてくれるAちゃんがとても可愛いです。
そして、レッスンが終わって帰る時も、しっかり私の方を向いて「ありがとうございました!」と大きな声で言って、ペコリとおじぎをする姿がとても可愛くて、私まで嬉しくなります。
これからもずっとAちゃんが楽しいと感じながらレッスンに通ってくれるよう、努力していきたいと思っています。
数年後、Aちゃんがどんな曲を弾いて聴かせてくれるようになっているでしょう?
これからのAちゃんの成長がとても楽しみです♪