2015.09.10
少し前にピアノを始めた年中のAちゃんは、お話するのが好きで、いつもニコニコと笑顔が可愛いです。
でも、レッスンではとても熱心に弾いていますがお家ではあまり練習していない様子。
お母さんは「練習をしたがらないんですが、無理強いをさせたくないので、、」と言われます。
Aちゃんは少し練習すればどんどん弾けるようになるのに、ちょっと残念です。
ピアノは家で練習をしないと、レッスンに通うだけでは進んでいきません。
ピアノが好きでレッスンに通うのは好きという子でも、自主的に時間を見つけてサッサと練習にとりかかるような子はなかなかいません。
ですから、自主性が育つ小学校の中頃ごろまでは、練習するよう親が声をかけて、できるだけ早い時期にピアノを弾くことが生活の一部になるようにすると良いです。
「無理強いをさせる」のと「上手に導く」ことは少し違います。
大切なのは、「頑張って練習する」→「弾けるようになる」→「楽しい」→「進んでいく」→「練習する」・・・という良い循環ができていくことです。
それを続けていくうちに、ふと気がつくとたくさん成長していることに気がつく時が来ます。
そこから少しずつ努力を続けることの大切さを知ることができます。
逆に、練習をしないとなかなか弾けるようにならなくて、楽しくなくて、結局はピアノ嫌いの子が出来上がってしまいます。
私の教室には頑張って練習してくる子がたくさんいますが、やはり小さいうちは、少し親が練習に付き合ったり練習するように声をかけられています。
小さな子の成長は親の導き方で大きく変わってきます。
私は家に帰って1人で練習できるようにレッスンしていますが、小さいうちはちょっとしたことでつまづいてしまうので、親が練習に付き合ってあげる必要があると思います。
年中のBちゃんも少し前にレッスンを始めたばかりですが、お母さんが上手に練習させてくださっているので、小さくてもピアノは練習するものだとわかっています。
そして、どんどん弾けるようになって、次々と曲が進んで、指も動くようになってきて、先生にもびっくりされたり褒められたりしてレッスンも楽しくて・・という良い循環ができています。
そしてピアノが大好きで楽しそうです。
私は褒めて伸ばすことを心掛けているので、生徒さんが少しでも頑張ったことに対しては、たくさん褒めて努力を認めてあげるようにしています。
Aちゃんがお家で今よりもう少しだけ練習してくるようになって、上手に弾けるようになったの聴かせてもらうのが楽しみです。
私はたくさんの言葉でAちゃんを褒めてあげたいと、その時を心待ちにしています。