2022.03.15
毎朝NHKの朝ドラを見るのが日課のような感じになってます。今日はさっきまでバタバタしていたのでまだ見ていませんが、、カムカムエヴリバディの舞台は初め岡山県でした。ドラマに出演されているオダギリジョーさんは津山市出身。トランペッターを夢見てその夢が叶う寸前トランペットを吹けなくなり、色々なお医者さんに見て貰うも原因が分からず夢やぶれ、、という役どころ。この病気最近だと分かる人も増えたと思いますが、このドラマの時代設定である昭和では分からなかったんだろうと思います。
おそらくフォーカルジストニア。神経の病気。ほとんどの場合日常生活には支障なく、楽器を演奏しようとすると症状が出るようです。楽器以外でも歌の方もなるようですね。
昨年から受けているバッハのセミナーの先生がバッハと合わせてフォーカルジストニアの話もしてくださっています。音楽家10万人に1000人ぐらいフォーカルジストニアにかかっているようです。ALSが10万人に1人。パーキンソン病が10万人に150人。アルツハイマーが10万人に800人。この数字を見ると音楽家のフォーカルジストニアは多いですね。ロベルトシューマン、スクリャービンがジストニアだったと言われています。現代で活躍されている方だとカムカムエヴリバディの音楽を担当されている金子隆博さん。左手のピアニスト智内威雄さん。東京パラリンピックの閉会式で演奏された西川悟平さんがジストニアです。ピアノを教える者としてこの病気を知っていて欲しいという先生からのお言葉。バッハと合わせて勉強中です。
フォーカルジストニアの治療法は現在いくつか有りますが、これで治るという治療法は残念ながらまだないようです。でも治っている方もおられます。
ドラマの中のオダギリジョーさんにもまたトランペットが吹ける日が来て欲しいと願います☆