2026.08.23
8月21日、ピティナ創立60周年記念式典、支部・ステーションの集い、ピアノコンペティション祝賀会がANAインターコンチネンタルホテルで開催されました。
全国各地からステーション代表や支部関係者など500名以上が集まり、私も長年ピティナに関わってきたいろいろな思いを胸に、創立60周年という大きな節目の式典に出席しました。
故・福田靖子先生、福田成康専務理事を中心に、60年という長い歩みを重ねてきたピティナ。振り返ってみると、私自身もピティナを通してたくさんの方々と出会い、さまざまなことを学ばせていただきました。そのことに改めて感謝せずにはいられません。
式典では、9月から専務理事を引き継がれる田口翔さんへの引き継ぎ式もありました。60年という歴史を大切にしながら、時代の変化とともに新たな一歩を踏み出すピティナ。これからのますますの発展を願っています。
式典の後には支部・ステーションの集い、祝賀会と続き、夕方からはいよいよ、待ちに待った「特級ファイナル」へ。
毎年楽しみにしている特級ファイナルですが、「私はいつから聴きに来ているのだろう?」と調べてみたら、なんと2012年からでした。当時は第一生命ホールで開催されていましたが、2018年からはサントリーホールへ。会場が変わり、私の楽しみもますます大きくなりました。
そして今年は、初めて特級セミファイナルも聴きました。そこで心を惹きつけられる演奏に出会い、「ファイナルではどんな演奏を聴かせてくれるのだろう」と、密かに応援しながらこの日を楽しみにしていました。
今年のファイナリストは、過去にもファイナルに進出した三井柚乃さんと沢田蒼梧さん、特級3度目の挑戦で悲願のファイナル進出を果たした山崎夢叶さん、そして4年連続で特級に挑戦してきた西山響貴さんの4人。
セミファイナルでもそれぞれ全く違う個性の演奏を聴かせてくれた4人です。
一晩で4つのピアノコンチェルトを聴けるなんて、本当に贅沢です!
前半は、三井さんのラフマニノフ第2番。スケールの大きな演奏を聴かせてくれました。続く沢田さんのチャイコフスキー第1番は、オーケストラと一体となった生き生きとした演奏。会場全体が興奮に包まれました。
そして休憩時間も、いろいろな方にお会いできる楽しいひととき。
そんな中、なんと今、中学受験の勉強のためピアノをお休みしているK君が突然現れて、びっくり!ちょうど塾のない日で、以前聴いた三井さんと、“推し”の沢田さんの演奏を聴きたくて来たそうです。思いがけず元気な生徒に会えたことも、嬉しい出来事でした。
そして後半へ。
山崎さんのベートーヴェン第3番は、重厚な音楽をたっぷりと聴かせてくれました。そして最後は、西山さんのショパン第2番。美しい音楽が心にそっと囁きかけてくるようで、聴きながらジーンときました。
「やっぱり私はこういう演奏が好きだなあ」と改めて思いました。
コンサートの後は、毎年恒例となっているお仲間の先生方との食事へ。
演奏の余韻に浸りながら、「今年は誰がグランプリを取るのだろう」とドキドキしながら結果発表を待つのも、毎年の楽しみです。
そして、いよいよ発表!
オンライン聴衆賞と当日の聴衆賞は沢田さん。そしてグランプリは、なんと西山さん!なんだかとても嬉しかったです。
銀賞は山崎さん、銅賞は沢田さんが受賞されました。
結果はそれぞれでしたが、4人のファイナリストの演奏は本当に素晴らしく、それぞれの個性に心を動かされた一夜でした。
皆さま、本当におめでとうございます。
これからのご活躍を心から楽しみにしています。
8月21日は、朝から夜まで本当に長い一日でした。けれど振り返ってみると、あっという間に過ぎてしまったようにも感じる、大切な時間でした。
ピティナ創立60周年という大きな節目に立ち会い、これまでの歩みを振り返り、そして若いピアニストたちのこれからにつながる演奏を聴く。
「これまで」と「これから」を一日の中で感じた、忘れられない8月21日になりました✨
これで今年のピティナの夏の行事もひと段落。
私もまた新たな気持ちで、次へ向かいたいと思います。