2023.07.19
私がステーション代表を務めた「武蔵小山7月ステップ」が7月15日に無事終了しました。
今回は私にとっては2つの意味で特別なステップ開催でした✨
まず、コロナ禍から解放され、参加者だけでなくその他多くの方に人数制限なく会場に聴きに来ていただくことができたのが嬉しかったです。
会場いっぱいに広がる生の音楽を一緒に楽しむことができ、参加者の皆さんの伸び伸びとして悦びに溢れた演奏に観客から惜しみなく拍手が送られていました。
今回は一人も欠席者がいなっかったのもステップ開催で初めてのことでした。
また、アドバイザーの先生方の講評、継続表彰も舞台上で行うことができました。舞台上の継続表彰者たちの嬉しそうな笑顔が忘れられません😀
もう一つ、初企画として「室内楽の部🎻」を設けたことは大きなチャレンジでした。
ふだんアンサンブルを経験することのない方にもアンサンブルの魅力を経験してほしいと思って、ヴァイオリンの内藤歌子先生、チェロの谷口賢記先生にお願いをして、ピアノと共演していただきました。
室内楽の部の出演者は小学生から大人の方まで17名、ステップ1週間前にリハーサルの日を設け、そこで一度合わせた上で、本番の演奏に臨みます。出演者それぞれが自分のピアノをチェロやバイオリンの素晴らしい音色に重ねようと、デュオやトリオの熱演が続きました💓
室内楽企画は大変好評で参加者の方からもう来年も参加をお願いしたいとメールが来ているほどです!
室内楽の部では私も参加しました。ステップの運営にも関わりながらの演奏でとても大変でしたが、参加できて本当に良かったと思います。
私が心を奪われた曲、クララ・シューマン作曲 ピアノトリオ ト短調第1楽章を演奏しました。一般にはあまり馴染みのない曲かもしれませんが、作曲者のクララ・シューマンはロベルト・シューマンの妻で大ピアニスト、難曲ですがこの上なく美しいメロディーが魅力的な私の大好きな曲です。
ヴァイオリンとチェロと共にこの曲の美しさを皆さんに伝えようと一生懸命弾きました。演奏後にこの曲を弾きたくなった、3人の音楽が一体となってずっと聴いていたかった、胸がいっぱいになる感動があった、特にフィナーレが圧巻でカッコよかったなど嬉しい感想をいただきました。
演奏者と聴衆の間での心に感じるものを共有することができて、それこそ音楽の醍醐味を感じられた瞬間でした。
アドバイザーの先生は上野優子先生、谷口賢記先生、船曳千智先生、そして初企画の室内楽の部では谷口先生はアドバイザーと共演者との2役こなしてくださったことになります。
先生方は長丁場のステップでお疲れだったでしょうが、終始にこやかで会場の雰囲気を温かいものにしていただきました。感謝申し上げます。
室内楽の部の後に開催した「トークコンサート」にはたくさんの方が聴きにいらしてくださり、椅子を追加で出したほどでした。
ヴァイオリンの内藤歌子先生、チェロの谷口賢記先生、そしてピアノの上野優子先生によるベートーヴェンのピアノトリオ「街の歌」全曲演奏は圧巻でした💕
今回スタッフは地元の先生方、私の生徒の親御さん、そしていつもお世話になっている城南ステーション代表の武田朋枝先生の総勢10名でした。武田朋枝先生には会場準備などを毎回お手伝いいただいていましたが、今回は初企画があり、しかも私を含めスタッフ3名が演奏者として参加したこともあり、丸々1日お手伝いをお願いしました。
安心して任せられる精鋭のスタッフたちに私は助けられてばかりでした!
ステップ終了後は近くのイタリアンレストランで久々の懇親会を持つことができました🍷
大仕事の後の開放感で飲んで食べてと話もつきませんでした。皆さん、本当にお疲れ様でした。