2014.05.31
先日のレッスンでの楽しいひととき
Cロリンの『わたしのカエル』を演奏中のSちゃん。
こなれてきたところでいよいよ曲想を意識した演奏をしてもらいます。
いろんなカエルを意識しつつ上手に強弱をつけてくれます。
スタッカートもレガートも身体全部で表現しつつ、、、さぁ!ラストの低音部更にオクターヴ下のドの音に向かって本人も集中しています。
、、、歯切れ良いスタッカートでおしまいにしたかったのに、つい力余って『べちゃっと』したスタッカートで終わってしまいました^ ^
『あ、失敗しちゃったね』とSちゃん。自分の思う音が出せなかった事を良く分かっています。
『そうかな〜?今のは今のでカエルが跳び疲れ過ぎてバタン!って倒れて潰れちゃった音に聴こえて面白かったよ〜』と私が言うとSちゃんはケラケラ笑って『そうだねー!いっぱいいるカエルが一気にゴールしてみんなバタバタ倒れて1番下にいたカエルに全部のカエルが乗りかかって潰れてペチャンコになった感じだったね!』との答え^ ^
たった一つの音で物語を一気に語ってくれます^ ^
そして、そういう風に想像しながら聴くと本当にそのように聴こえてきます!
こんな時、何が『良い音』で何が『悪い音』だと言い切れるのかな?と思ってしまいます。
自分の出す音を良く聴いて色んな発想を持って、ほんの少し見方を変えれば、どんな音でも面白いなぁと考えさせられるひとときでした^ ^