2022.10.31
ご結婚後、ご主人の転勤で京都へ行っていた教え子から、
「また主人の転勤で広島に帰って来ました!
佐伯区に新居を決めました。
先生に早くお逢いしたいです。」と嬉しいライン。
早速、連絡を取り合って、五日市でランチ。
すると
「先生、この後、私のマンションに来てお茶しませんか?」と思いがけないお誘い。
お言葉に甘えてお伺いしてみると、新しいマンションの最上階。
テラスからは、緑の山々と遠くに海も見えます。
「Hちゃん、本当に素晴らしいお部屋ね。
良かったねえ。」と言うと、
「結婚した時、主人は39歳、私は34歳でした。」と言うので、
「ご主人は、本当に幸運な方ね。
H子ちゃんに出逢えるなんてーー」と私が言うと
「いいえ、私、主人に貰ってもらえたんです。」と微笑むので、
今の時代、結婚されて、こういう事を言われる若い方は少ないだろうなと思いました。
ご主人の転勤に伴って彼女は仕事を辞め、
京都では和食が好きなご主人の為に懐石料理店の料理教室に通い、帰りに錦市場で材料を買って、料理を作っていたと言うので、
「お料理、好きなの?」と聞くと「大好きです!」と。
「今は、週末2人でキャンプに行く事が楽しみで、
富士山のキャンプ場に行った時の景色は一番素晴らしかったです。」-と話してくれました。
彼女は、小さい頃から、本当に熱心に勉強する生徒さんでした。
大学入試前には、模試の成績表も持って来てくれましたが、高校の勉強も驚く程の高成績でした。
お母様とも良く、色々お喋りさせて頂いていました。
大学院にも進学され、卒業後は私のピアノ発表会でも演奏してくれました。
帰りに駐車場まで見送ってくれた彼女は
「先生、井口台に新しく出来たスイーツのお店の焼き菓子です。お召し上がり下さい。」と
手土産まで準備してくれていました。
帰途、本当に良い子は、やはり幸せになれるんだなあーーと心温まりました。
帰宅すると彼女から
「中々良い方に巡り会えず、結婚は諦めていたので、主人にも主人の家族にも良くしてもらって幸せです。
いつも思うのは、学生時代に勉強に取り組めたのも、先生に出逢って、熱心に教えてもらったので、勉強する事を楽しいと思えたからだと思っています。
ピアノを通じて学んだ事を色々な事に生かされていると思うので、良い学びをさせてもらったと思っています。」とラインが来て、
正に教師冥利に尽き、感激でウルウルでした。
真面目に勉強して来た教え子が幸せに暮らして居る様子を見聞きさせて頂いて、
本当に嬉しい1日でした。