2021.09.07
2度目の夏もコロナと大雨。
報道では「巣籠生活」「おウチ時間」と言われていますが、私達ピアノ弾きは、中高生の頃から「巣籠?」は日常。
何せ、毎日ピアノの練習時間が足りない。
学校が終わると脱兎のごとく、学校を飛び出し、一目散に家に帰り、ピアノの練習。
ピアノの先生からは
「自分が出来る事は全てやり尽してから、レッスンに来る様に!」
と言われているので、学校に居る間に、今日はどの曲をどの様に作るか?
その為にどういう練習をするか?を考えておいてピアノの前でしか出来ない事だけを帰宅したら練習する。
刻一刻とレッスン曜日が迫って来ますが、全然時間が足りない。
そんな時、唯一時間が自由になるのが、日曜。
やったー、日曜だあ。
朝から、山積してる練習を組み立ててこなして行く。
そう言うと「ピアノの練習ばかりで大変ねえ。」と言われますが、当の本人には、出来て居ない事が見えている訳ですから、兎に角時間が足りない。
大学生になっても3,4校時が急遽休講になると大学の練習室は、一気に埋まってしまう。
すると、五日市に住む同級生が
「私は広島駅まで7分で走れる!」と言うので
2人で楽譜を抱えて広島駅まで猛ダッシュ。
彼女は五日市で降りて自転車で自宅へ急ぐ。
私は宮島口で降りて、バスに乗り換え、家迄の上り坂を駆け上がる。
自宅で1時間程ピアノの練習をすると午後からの講義が有るので、又バスに乗って、JRに乗って大学へ戻る。
今考えると、どうしてこんなおバカな事をしていたのかと我ながら呆れる。
兎に角、ピアノの練習時間が足りなかった。
しかし、ぼんやり振り返ると卒業後、
大学の教育機関に採用されたのは、私とその五日市の友人だったなあとーーー(笑)
巣籠もやる事が有れば、さほど、慣れっこです。