母が娘達にピアノを習わせたのは「情操教育」では無かったようです。
大地主だった母の実家は、村会議員に騙され没落。
お嬢様育ちだった祖母は大変な苦労をしたそうで。
母は「これからは女の子でも(すみません<(_ _)>古い時代の人で)
手に職が無ければダメだ!
将来、家庭を守りながら出来る仕事は何か?」と考えた挙句、
「ピアノの先生だ!」となったそうです。
母は、3人の娘に熱心にピアノを習わせました。
ただ姉と妹は小学生でリタイア。
母は、私がやりたいーと言う事に反対した事は何故か一度も有りません。
「免許を取ろうと思う。」と言うと
「自分でアルバイトして費用を出すならご自由に」と申し、
「○○さんと結婚しようと思う。」と言った時も
「アッそう。」と即答(+_+)
母は、歳を重ねるにつれ私に
「これを頼む、これも任せる。」と言う事柄が次々と増え、
その信用度に私自身がたじろぐ程の物が有り、有る時、思い切って
「お母さんは、どうして此処まで私を信用してくれるの?」と聞いてみると
「だって○○ちゃんは、小さい頃からずっと真面目だったでしょ。」と言ったので
ヘエエエエエエエーーーーー((+_+))
そんな風に思ってくれていたのだと初めて聴きました。
子供と言う者は幾つになっても母親から褒められると嬉しいものですね(単純(笑)
より一層、その期待を裏切らない様に頑張るぞ
!と言う気持ちになりました。
母を見送る式を終えると不覚にも私は寝込んでしまい、
何故か全く回復しないので、コロナ検査にも行きましたが、陰性(-"-)
何故、私の身体は浮上してくれないのだ?と益々落ち込んでしまいました。
翌週から生徒さんが玄関に吊り下げたドリルやノートの添削をしてみると、アレ?元気出て来た(*'▽')
レッスンを再開すると元気100ばーーい(^^)/
完全復帰(*^^)v
改めて母が与えてくれた天職なのだと実感。
お母さん、ありがとう。
お母さんの判断は正しかったです。
今、音楽と生徒さんに囲まれて、これからも頑張ります。(#^.^#)