2020.01.23
私が歴史好きになった要因の1つに
小さい頃から家族で毎年観ていた
NHKの「大河ドラマ」が有ります。
同じ戦国時代でも信長、秀吉、家康其々が主役になる視線での描き方によって色々な見方が出来、面白かったです。
その中で気付いたのは、
「兄が実の弟を殺す」と言う悲劇が歴史の中で繰り返されている事です。
家臣団が弟を後継者に推したーとかではなく、
実の母親の愛情が弟に注がれた事による嫉妬と哀しみです。
伊達政宗も織田信長も徳川家光も
実の弟を殺しています。
数えればキリがない程多く(-"-)
可哀想なのは、自分自身は兄を排斥しよう等とは全く思ってもいないのに、殺されてしまう弟達です。
以前「母に送る一行文」と言う本が話題になった事が有り、その中に
「母さん、今でも弟の方が可愛いですかーー」
(42歳、男性)
と書かれており、
一瞬、いい歳をして何を言っているのかと苦笑しそうになりますが、
この方はこの歳になってもその呪縛から逃れられないのかと思うと、
何とも複雑な気持ちになりました。
徳川家光も既に自分は3代将軍の座に就いているにも関わらず、
弟を溺愛していた母親が亡くなると待ってましたとばかりに、弟を追い詰め、切腹させています。
伊達政宗は、実の母親に毒を盛られたと感じ、即座に弟を切り殺しています。
それを知った母親は気がふれんばかりに嘆き悲しみ、怒り、実家に帰ります。
しかし、伊達政宗は晩年、自分を殺そうとしたこの母を手元に引き取っています。
いつの時代も難しい、母を想う気持ち。
歴史から、
母親として自分の子供達にどう接すべきかを学びたいと思った私です。