2019.11.22
大学4年の秋
「私、卒業したら、○○さんと結婚するから。」と母に告げると
「親としては、やはり、上から順番に嫁いで欲しい。
お姉ちゃんのお相手が秋に帰国する迄待ってやってもらえないか?」と言われ、
「良いわよ(^^)/
ではお姉さんが結婚して3か月後に私が結婚するわね(#^.^#)」と話すと
母は
「そんな疲れる事、絶対に嫌!
一緒にやって(*_*;」と言われたのですが、
お相手も居る事で、結局、姉と連日で結婚式。
ご出席して下さったスペインご出身の学長も
「日本に来て連日での姉妹の結婚式は初めてです(^_-)-☆」と。
これ迄、この話しをすると異口同音に
「大変でしたでしょう?(*_*;」と言われるのですが
「良い事づくめでしたよ(^^)/
姉とキャアキャア言いながら、ドレスや打掛を選び、
連日ご出席の方には引き出物も工夫をし、
東京の親戚方からは、正直、広島に2回来る所が1回で済んで、助かったよ。
翌朝、ゆっくり宮島観光も出来たしね。と言われ、大好評でしたから(#^.^#)」
と答えて来ました。
しかし、息子が結婚してようやくその「大変」の意味がこの歳になって分かりました。
ましてや当時は嫁入りダンス3竿、家電、
嫁入り布団に座布団、其々に着物を作り、母はご近所に披露していました。
老いた母に
「お母さん、大変だったでしょう?」と聞くと
「全然(*^_^*)
嬉しい、嬉しい、ばっかりで大変だなんて思った事は一度も無いわよ。」
と笑顔で答えてくれます。
思わず、小さくなった母を
「お母さん、ありがとう。」
と言って抱きしめました。