2019.01.03
7人兄弟の末っ子だった母の兄弟は、
上4人は、お坊ちゃま、お嬢様育ちでどなたも皆、おっとりと優しいのですが、
下3人は祖父が村会議員に騙されて辛苦を舐めた為、とても気が強いのです。
そんな母が1月3日になると
「誰でもずっとお正月気分で遊んでいたい。
しかし4日になると仕事に行かなければいけない。
皆、頑張って行く。
ところが、あの叔父さん(上から3番目のお坊ちゃま)は、
正月が明けても
麻雀、遊びがやめられない。
その事でどれ程、おばあちゃんが苦労したか知れない。
4日には気を改めて、ピアノの練習!」と言われました。
幼心に
「4日になったら、あの叔父さんの様にならない様に頑張らなければーー」と
思ったものです。
ちなみに、その叔父は石川県の会社令嬢に一目惚れされ、
「養子に<(_ _)>」と請われ、母の家族はもろてを挙げて養子に出したそうです(笑)
叔父は背が高く、ハンサムで優しい人でしたからーーー(*'▽')
10年もしない内に叔父は石川の令嬢の3つの会社を潰し大阪に。
私が小さい頃、その叔父は
ある時は八百屋さん、
ある時はお好み焼き屋さん。
母は呆れ顔でしたが、
叔父は、本当にいつも笑顔で優しく温かい人柄で
(お坊ちゃん育ちとはこうなのでしょうか)
私はそんな叔父が大好きでした。
石川の大きなお屋敷で着物を着てお琴を弾いていたと言う叔母も
「お父さん、お父さん♡」と
当時珍しく夫婦で手を繋いで歩いていましたね。
1/3になると私は母からの
「怠け心は自分で立ち切らないとあの叔父さんの様になる!」
と言う教えに(笑)
ピアノの練習を始めるのでした。
本当にエイッと思わなければ、なかなかお正月気分は断ち切れませんね。
今年もよろしくお願い申し上げます<(_ _)>