2019.06.03
こんにちは。
枚方市のピアノ教室、YOKOピアノ教室です。
さて、アッシジでは、年に一度の中世のお祭りの真っ最中です。街には中世時代の衣装のイタリア人があふれかえっています。そして、音楽も街角で沢山演奏されていました。古楽器での演奏も聴けて、またその特徴的なリズムも楽しく、聴き惚れて、見惚れて、すっかりアッシジの虜になりました。
朝、同室の友人と聖キアラ教会と聖フランチェスコ教会を訪れました。まさにそこは巡礼の地でした。各地から巡礼者が訪れ、しーんと静まり返った聖堂で、祈りをささげています。
聖キアラ教会の聖堂内は、とても繊細なステンドグラスや絵画が私たちを迎えてくれました。キアラ教会は、女性的で、外観もピンクと肌色の石でできています。なんといってもバラ窓の美しさに目を奪われました。
聖フランチェスコ教会は、ぐるりとジョットの手による、聖フランチェスコの生涯が描かれた何枚もの絵画で飾られています。その中には有名な
「小鳥に説教をする聖フランチェスコ」
もありました。私は、聖フランチェスコが聖キアラのもとに帰ってきたところの絵に特に感動して、しばらく見入っていました。ラピスラズリによる青の色彩も美しいドーム部分、柱もすべて精巧に装飾されています。
下層部には、聖フランチェスコが眠っており、沢山のろうそくが備えられていました。当時の修行中の衣服や、身の回りのものが、そのまま展示されていて、いかに大切に守られてきたか、信者の方の気持ちが伝わってきました。
そして、ここで歌わせていただけることの幸運に感謝の気持ちが沸き上がってきました。
心を込めて歌おう!と、どんどん集中してきました。
つづく。