2016.01.22
お正月が終わって風邪をひいてしまい、今年2回目のレッスンはお休みしてしまいました。今週は「こんにちは!」の代わりに「せんせい もう大丈夫?」のお声かけをみなさんからいただき、じわ~んと感激。
ありがとうございました。
もう大丈夫! おしみピアノ教室です
そんなわけで、冬休みに弾くつもりだった楽譜をやっと開いてみることができました。
まだ併用曲集が今ほどたくさんなかった子供時代、この安川加寿子先生編纂のピアノ小曲集の中の小品がどれも大好きでした。特にフンメルという人の明るい2曲は毎日の練習の合間によく弾いたものです。
そのフンメルの「60の練習曲集」を昨年末に見つけたのです。
8才のフンメル少年は、30才のモーツアルトの内弟子になりました。ハイドンにオルガンを習い、青年になるとチェルニーやベートヴェンと親交を持ち、ショパンはフンメルの作曲技法をお手本にしたとあります。 「なぁるほど!」
4小節から8小節の短い曲ですが、歌いこまれた明るいメロディはとても優雅で美しく、そこに対位法的であり、華やかな音階やアルペジオが加わります。透明感ある音で弾ければいっそう魅力に溢れます。
後半はチェルニー30番くらいのボリュームで、当時のヨーロッパ文化をイメージすれば弾いていてタイムスリップしそうな世界が広がる素敵な練習曲集でした。