2023.10.15
植物の好きなお友達が「からたちの花」の苗を植えたそうです。歌では知っていましたが、どんな花なのかググってみました。
白いみかんの花のような…可愛い。でも青々した棘が刺さったらかなり痛そうです。もしかしたら、子供の頃、確かにこの刺々した垣根の横を通ったかもしれません。棘が怖くてちょっと道側へ寄って、、、からたちの実は見たことがありません。
この詩を作ったのは北原白秋です。
小学校5年生の国語で習いますね。
作曲したのは山田耕作。
明治の中頃、ベルリンに渡って音楽を学んで、日本人で初めて交響曲を作りました。
「赤とんぼ」「あわて床屋」「ペチカ」「この道」これらは日本の音楽の宝物です。
からたちの花が咲いたよ。
白い白い花が咲いたよ。
からたちのとげはいたいよ。
青い青い針のとげだよ。
からたちは畑の垣根よ。
いつもいつもとほる道だよ。
からたちも秋はみのるよ。
まろいまろい金のたまだよ。
からたちのそばで泣いたよ。
みんなみんなやさしかつたよ。
からたちの花が咲いたよ。
白い白い花がさいたよ。
どこからか金木犀の香りが秋の空気をまとい、
お散歩をしていると気がつけば秋の歌をくちづさんでいました。お友達の「からたちの花」を植えたご報告のおかげで、詩も歌も、季節の行方もゆっくりと向き合う時間をいただきました。