2020.08.16
カワイピアノ教室ネットでホームページを開設して7年目を迎えました。
これまでお読みくださった皆様、お問合せ下さった皆様、そして「おしみせんせ~~♪」と笑顔いっぱいで通ってくださる生徒さんたちのおかげで続けることができました。心より感謝申し上げます。
長きに講師を勤めた音楽教室を辞めたのを機に、ピアノが大好きな講師仲間と共に学んだピアノ指導のことを振り返って整理しておこうと書き始めたトピックスでした。
音楽ライターの山本美芽先生にライティングのご指導をいただき、と同時にSNSを始めると、山本美芽先生が主催する研究会に今や全国460人もの熱心なピアノの先生が集い、教本研究や今どきのレッスン事情など、毎日毎日活発に勉強の場が繰り広げられています。
そのおかげで、レッスンのための勉強の場でありながら、実は「なぁるほど!」と、私自身がますますピアノを弾くことが楽しくなりました。
なぜピアノが楽しいのでしょう? みんなで一緒に探していきましょうね!
7年目に入ったこの夏、「教室について」を見直そうと思いました。
でも! 音楽の基礎はもちろん、ピアノへの思いも、生徒さんたちへの愛も何も変わっていないのです。ただ、コロナ渦の中でのオンラインレッスンで見えてきた他者の考え方や環境を受け止められる素直な心、そこから自分の考えを伝えられる力をピアノレッスンで育んでいくことができます!ということを追加しておきましょう。
ピアノを弾くための思考回路を作るには、すべての教科に興味を広げていく必要があります。ですから、数学的に楽譜を読むこと、国語的に音楽を語ったり読み解くこと、音楽からその国の歴史や先人の考えを学ぶこと、理科的実験の発想を持つこと、人として身体の仕組みや使い方をを知ること、すべてがリンクされていることを意識しながら、「聞いている」から「聴こえている」という感動の瞬間を求めてレッスンしています。学ぶこと、知ることは楽しいと目を輝かせてくれた時のなんと嬉しいことか。そこから自分の力で幸せを切り開いていってくださいね!
他者にはわからない小さな感動や感情,自信を呼び覚まし、レッスンでの「なぁるほど!」と思えたことが豊かな感性となって身に付いたものは何にも代えがたいものです。
これほどの習い事が他にあるでしょうか!
お家の方々からの日頃のレッスンノートや、先日の「みんなで弾きっこ」でお子様に向けて書いて下さったコメントには、お子様への応援と温かな愛に溢れて、何度も読み返しては有難い気持ちでいっぱいです。
なかなか頂上が見えず、いろいろな景色を眺め楽しみながらのピアノ道ですが、習わせて下さるお家の方のその思いを受け止め、生徒さんのピアノが弾けたらいいなの初心の気持ちを忘れずに、「おしみせんせ~~ひけたよーーきいてきいて~♪」が毎回のご挨拶となるよう、7年目のスタートを切ることにいたします。