2019.11.08
「みんなで弾きっこ」午後の部、始まりはいつもバロックの曲からです。
ここは横浜イギリス館、陽の向きが変わってピアノの後方が柔らかな照明となりました。
イギリス組曲3番アルマンドを聴きながらどんな気持ちを抱いてくれたでしょうか。
ピアノの3~5年生はソナチネを弾き合うことにしました。
ピアノを習ったことのあるママ世代は、バイエル→ブルグミュラー→チェルニー→ソナチネというレールの上でレッスンがあったことでしょう。
そこにピアノが楽しかった思い出がありましたか?の質問に、大きく頷かれて苦笑い。
でもやっぱりソナチネは音楽の基礎がギュッと詰まっていますからお勉強した方がいい・・・
夏の弾きっこで私が弾いたのを聴いて、「ソナチネやってもいいよ~登場人物に事件が起きて解決に向かうやつでしょ。」と言ってくれましたからよし!がんばってみよう!ということになり2か月弱で仕上げました。
譜読みも一人で頑張れましたね!ほんとにえらかった!
メロディを歌うことも大事だけれど、
伴奏が音楽の土台となっていることに「なぁるほど!」の連発でした。
どうしてスケールカデンツアルペジオを練習しなくてはいけないかもわかってくれました。
クレメンティさんやクーラウさんの写真を見て、このおじさんなの?といろいろな印象を持ちました。
けっしてコンクールのような技術的な上手さはありませんが、同じピアノが10人10色の音色を出す不思議、丁寧に楽しそうに弾くみんなのソナチネを、飽きることなく聴き合うことができました。子供らしく小さな手で紡ぐソナチネはどこか懐かしい響きが心地よかったです。
弾きっこ後のレッスンで、
「もう1曲ソナチネ弾いてもいいよ~」
「〇〇ちゃんが弾いたのがいいな。」「他の人が作ったのをやってみたいな。」の声が。
クリスマスの曲もしなきゃね!
レッスン開始のご挨拶も忘れて再びソナチネを得意げに弾きだす生徒さんたちなのでした。