2019.07.31
「みんなで弾きっこ」二つ目のグループは、ピアノの3~5年生の生徒さんたちです。
レッスンでR君の「音楽の始まりっていつなんだろう?」との質問にお答えして、
照明を落とした音楽ルームでまずグレゴリオ聖歌を聴いてみました。
ピアノを習っている子供たちがこの響きを聴いたことはないかもしれません。
聖歌が歌われた教会ってどんなところなのでしょう?
身を乗り出して写真を見てくれました。
もう少し身近にヘンデルのメサイアからハレルヤを流すと、お母様方の表情がパッ!と変わりました。キリストの復活を喜ぶ歓喜の歌です。
メサイアを知らなくてもこのハレルヤコーラスはどこかで聞いたことがあるでしょう。そして同じヘンデルが作曲した調子のよい鍛冶屋を弾きました。
私たちは西洋の音楽をピアノで弾いているのですから、興味の幅を広げるきっかけになるといいですね。
「弾きっこ」はというと、美しい響きを聴いたからでしょうか?
みんながピンととても丁寧で自分らしい音で弾いてくれました。
弾き終わった後にはお客様が頷きながら拍手をくださいました。コンクールのような上手さではありませんが、聴いて下さる方を引き付ける心からの演奏ができるようになったことをとても嬉しく思いました。
秋の弾きっこでは、みんなでソナチネを弾き合いましょう!と提案しました。
今の小学生は、諸事情によりのんびり?ピアノを練習する時間が持てません。
でもやっぱり基本は古典にありということで、夏休みに譜読みを頑張りましょうね。
最後にクーラウのソナチネから1曲をご紹介し、3年生の教科書から元気よく歌を歌ってお終いにしました。
今日のグループレッスンではソナチネやる気満々の覚悟が見えました。
精一杯応援したいと思います。