2018.01.29
日曜日になると、「大ママ~ピアノしようーー」とやってくるはる君とあき君。
「ゴーゴーピアノ」と「よいこのピアノ」の教本を使うことにしました。
ピアノレッスンを始めるやいなや彼らは楽譜を見て「どはどれ? なんて書いてあるの? これ何の音だっけ?」と聞いてくるのです。楽譜をめくっては文字を読むように「れれれれ」「どーれ」「れーど」「みれみれ」だ!「同じだ!ここはちょっと違う!上ってる!下がってる!」などと音符を観察するのが得意げです。
読んだ音を大ママはできる限り丁寧に心をこめて歌ってあげます。
はる君は真似をしてとっても良い声で歌えるようになりました。一人で弾いてみると言うのでゆっくりゆっくりひとつずつ、音符を追いながら好きな指で弾きます。
2人とも最初は必至に力いっぱい弾こうとするので「鍵盤はね、お指で下げるだけでいいからね。ピアノを弾くのに力はいらないのよ」 とだけ言いました。
今日はト音記号のドレミとミレド ヘ音記号のドシラとラシドを弾きました。
1本指で弾いたり両方の手を使ってみたり…まだ指使いや手の形は教えていません。
大ママは楽譜で遊ぶのが大好きですから、ドレミを「さいた~♪」 と歌ってみました。あの曲と同じだとわかって大喜びです。「な~にがさいた?」と歌うと、ミレドは「ミカン~」と答えて大笑い。そりゃそうです、ミカンは咲かないものね。
でもミレドを「りんご~♪」と歌ったらもっと笑い転げてしまいましたよ。なんかへんよね。
あき君はちょっと声が低いのです。まだ音程がとれない子です。
ですからヘ音記号のドシラからやることにしました。
ドシラを「ゴジラ~♪」と歌ってみました。「やってきたー♪」とつないで、ラシドは「ラジコン♪」そして「いそげー♪」と何回も歌いました。2人はすっかり気に入ってその日は楽しそうに歌いながら帰っていきました。
一つの文字が音になり単語になり言葉になり、言葉のリズムを感じ取って文章が読めるように音楽がわかると楽しいのではないかと思います。