2017.09.23
しばらく一部レッスンのお休みをいただいておりましたが、9月から全員そろって通常レッスンが再開できたことをとても嬉しく思っています。
こんにちは! おしみピアノ教室です
部活が終わって汗みどろのくたくたでレッスンに来てくれる男子君たち。
ハッキリ言って練習は…していません。。。
先生のあの話が聞きたいそうです。
だから月に1回でも2回でもレッスンに来るというのです。
そこで音楽の教科書を持ってきてもらうことに。
6年生の教科書の1ページめは世界的チェリスト「ヨーヨー・マ」の「人の心の内や思い出を表すことのできる人間が作り出した世界中の音楽を聴いてみませんか?」という言葉で始まります。
「ヨーヨー・マ」のCDからリベルタンゴとバッハ無伴奏チェロソナタを聴いてみました。
次にオーケストラの曲の中からチェロの音だけに耳をすましてみました。
八木節のリズム打ちをしました。これが結構複雑。でもたのしい。
最後に「エール」を歌いました。とってもじょうずでいい声です。
ピアノを習っていて良かったね。
彼らの目は眠い目を必死に開けて楽譜を見るよりずっと輝いていました。
日本の音楽もアジアの音楽もクラシックだけでなくジャズやポピュラーも、とても興味深い解説に読み入ってしまいます。
何と言っても昭和の教科書では考えらえない美しいフルカラーの写真がいっぱい。
調性や旋法、コードなどまで音楽のしくみもわかりやすく書かれています。
身近にこんなに素晴らしい音楽書があったとは。
レッスンではもっと踏み込んでそれらの音楽の「なぁるほど!」を展開してみようと思います。それが教養として蓄えられたらレッスンもきっと無駄にはなりません。
ピアノの楽譜の読み方も音楽のイメージが広がって変わっていくことでしょう。
中学生男子君のおかげで先生もピアノ音楽だけではなくまだまだたくさん勉強すること、音楽で楽しむことが増えました。
虫の声を味わってもよし、ゆっくり音楽を聴いて過ごすもよし、秋ですね。
今夜は教科書にのっていたジャズピアニスト小曽根真さんのCDを聴きながら書きました。