2024.03.06
また連日、冬に戻ってきてしまいましたね。
今週は友人の先生と芸劇で田部京子さんのリサイタルに足を運びました。
田部さんはCDを既に35枚リリースしていて、国内外で特選盤に選出、レコードアカデミーを受賞と大変評価の高いピアニストです。
CDは聴いていても直に聴くのは初めてでしたが、本当に多彩な音色に繊細で、丁寧な演奏、特に弱音の響きが素晴らしくまたこれからも演奏会に足を運びたいと思いました。
最初は日本の作曲家、吉松隆さんのピアノ曲「プルイアデス舞曲集」から4曲。
プレイアデスとは、夜空に広がる牡牛座にある〈プレアデス星団〉にちなみついた7という数字をテーマにしたピアノ小品集だそうです。
それぞれが違った個性を持った輝く小品で、自分でも弾いてみたいと思いました。
そして有名な、メンデルスゾーンの「ベニスの
ゴンドラの歌」ゆらゆら感がいいですね。
そして私の好きな「紡ぎ歌」
エルメンライヒの「紡ぎ歌」は弾きやすくよく発表会でも生徒さんに使用しますが、メンデルスゾーンの「紡ぎ歌」はそれに比べると難曲ですが、こちらはメリハリのあるメロデイックなとてもいい曲です。
そして、グリーグの「ペールキュント組曲」は連弾ではよく使用しますが、ソロで聴いたのは初めてかもしれません。
1人なので迫力がどうかな、と思いましたが繊細で美しい音色で丁寧に仕上げられていました。
現在は富山の桐朋大の大学院で教えているというお話でした。
周りに何もないので、学生達は勉強、ピアノに集中出来る良い環境だという事でした。
仲道郁代さんと田部京子さんの演奏は、特化していて本当に素晴らしいと思います(^^)