2019.02.10
マルタアルゲリッチさんは、世界的に有名なピアニストです。
ラヴェルのピアノ協奏曲ト長調のそれぞれのピアニストの聴き比べをしようとCDを取り寄せました。
学生の時には、弾く楽譜の参考にとCDを購入していたので曲目のみに関心があり、ピアニストには全く拘っていなかったのですが、それが間違いだったという事が大人になると分かります。
本物と偽物という訳ではないのですが、同じ曲でもピアニストによっては弾き方が全く違います。
同じ曲を聴いていても心に響く演奏とそうではない演奏があるという事が分かってきます。
アルゲリッチさんの演奏を、落ち着いていて古典的ではあるけれども、モダンな縛りの所に軸を置いて、そこに抑制をかけて聴きやすさを演出している、と書いている方がいました。
ファンの方はやはり凄いですね。
その通りだと思いました。
ラヴェルの協奏曲を聴きたく購入しましたが、その曲の前のプロコフィエフのピアノ協奏曲3番も圧巻の演奏でした。
多分こちらの協奏曲の方が評価は高いのかもしれません。
アルゲリッチさんのピアノは迅速なのに打鍵は極めて正確でリズム感とキレのよさは抜群で、やっぱり名盤は違うと思いました(^^)