2019.02.08
昨年の日本音楽コンクールで1位になった小井土文哉さんが最後に弾いていたラヴェルのピアノ協奏曲ト長調は私の大好きな曲でした。
ユンディ・リーと小澤征爾さん指揮のCDを聴いてから私はすっかりこの曲に魅了されてしまいました。
ユンディリーのピアノの凄さもさることながら、ベルリンフィルのオケは管弦楽の音のレベルがとても高く素晴らしいです。
調べてみるとこの協奏曲を弾いているピアニストの中でもサンソンフランソワとアルゲリッチの演奏は名盤という事で、聴き比べをと早速CDを取り寄せてみました。
サンソン・フランソワは、第二次世界大戦後のフランスのピアニストで、ショパン、ドビュッシー、ラベルを好んで弾いていましたが、46才という若さで亡くなってしまいました。
お酒と煙草が好きな自由人だったようで、そのピアノも範を越えた演奏でとても模範的、教育的な演奏ではないのに多くの聴衆を魅了するこの人にしか出せない音色だったようで、文化的な価値が高い素晴らしいピアニストだったそうです。
好き、嫌いの分かれる個性の強いピアニストだったのでしょうが、CDを聴いた方のレビューを見てみるとその演奏の凄さ、素晴らしさがとても良く伝わってきました。
大好きな協奏曲なので、それぞれのピアニストの解釈の違う聴き比べが楽しみです(^^)